日野自動車によるオリジナルアニメ「あの日の心をとらえて」が、10月23日15時よりYouTubeで公開。10月24日に東京・東京ビッグサイトを中心に開幕する「第46回東京モーターショー2019」のブースでは、本作の展示が行われる。
「あの日の心をとらえて」は日野自動車が開発を目指す未来のモビリティ「FlatFormer」が存在する世界を表現したアニメ。舞台は20XX年、「FlatFormer」をはじめとした先端技術によって自然が保護され、美しい景観が保たれた地方の町で展開される。離れ離れになってしまった主人公の流斗と、幼なじみの美智が織りなす物語だ。
制作はサンライズ、キャラクター原案は「センコロール コネクト」を手がける宇木敦哉、監督は「ラブライブ!」の京極尚彦が担当。キャラクターデザインおよび作画監督には、「ガンダム Gのレコンギスタ」「劇場版シティーハンター 」に参加した田頭真理恵を迎えた。またテーマソングには東京カランコロンが9月4日にリリースした楽曲「リトルミスサンシャイン」を起用。宇木、京極、東京カランコロンからはそれぞれコメントも到着している。
宇木敦哉コメント
キャラクターの原案をデザインする際、もっとも意識したこと、こだわった部分
モビリティが主役の作品でもあるので、キャラの方はハジけ過ぎず地味過ぎず意識して進めました。
デザインしたキャラクターが動いているアニメを観たときの感想
移動しながら乗り換えられるバスめっちゃ便利、タクシーいらず、などと思いながら見させていただきました。あと思わずひまわりの花言葉調べちゃいましたね!
登場人物の中で、特にお気に入りのキャラクター
みんなお気に入りですが、設定画で上手く描けたかもと思ったのは日向美智ちゃん(中学生)です。
京極尚彦コメント
一流クリエイターが集う今回のアニメの監督をするにあたって、最も意識したこと、こだわった部分
モビリティを中心にした生活が、見慣れた田舎の景色を壊さず、すごく快適な環境を与えてくれる。主人公達以外もモビリティを利用していて、ベビーカー一つとっても今よりも進化しています。そんな中で住んでいる人たちの幸せな気持ちが伝わるような、優しさと温もりがある映像を目指しました。
本アニメが、通常のアニメと大きく異なるポイント
短い映像作品なので物語を描きすぎていないところでしょうか。何度か見返していただく中で小さな発見がたくさん見つけられると思います。
このアニメを通して、最も伝えたいメッセージと一番の見どころ
二人の関係はモビリティを通じて繋がり続け、やがて街の景色すら変えてゆく。屋上から見える景色によって今作のコンセプトや未来への展望が全て表現されていると思います。本編で描かれていない間も流斗と美智にはきっと様々なドラマがあったのだと思います。色々想像しながら楽しんでいただけたら幸いです。
東京カランコロンコメント
楽曲が使用されたアニメ動画を視た感想
携帯が普及して、メールができるようになって、スマホができて、SNSが広まって……人と人が繋がる方法はどんどん進化していく。その描く先にこの物語のように人や物を運んだりする技術の、SF好きがワクワクしてしまうような進歩がきっとあるんだと思います。でも、コミュニケーションもネットワークも、人の“想い”を運ぶもの。それは愛だったり、時には複雑な感情の時もあるけれど、何かを届けたい、共有したいという気持ちはきっと届く。そこに“想い”がある限り。未来の技術が織りなす風景、時間を、空間を超えて届く気持ち、それを自分たちの楽曲で彩れたことをとても光栄に思います。
By 東京カランコロン / いちろー(Vocal/Guitar)
アニメ「あの日の心をとらえて」
監督・脚本:京極尚彦
キャラクター原案:宇木敦哉
キャラクターデザイン・作画監督:田頭真理恵
音楽:東京カランコロン
制作:サンライズ
第46回東京モーターショー2019
日程: 2019年10月24日(木)~11月4日(月・祝)
場所:東京都 青海エリア~OPEN ROAD~有明エリア
(東京ビッグサイト青海・西・南展示棟/MEGA WEB/シンボルプロムナード公園/DRIVE PARK)