中野シズカの単行本「てだれもんら」1巻が、本日9月12日に発売された。
小料理割烹で働く元ヤンの板前・トオルと、“怪(ケ)”がついた庭の手入れを専門とする庭師・明を描く「てだれもんら」。2人は週末になると、明の家で一緒にごはんを食べる関係を続けていた。トオルは明に対して友情以上のものを感じているが、決してそれを口にはしない。一方、明も自分が庭師であること以上はトオルに伝えておらず……。同作は月刊コミックビーム(KADOKAWA)で連載されている。
帯には「メタモルフォーゼの縁側」の鶴谷香央理が「この作品で萌え死ぬならば本望です」とコメントを寄稿。鶴谷は「お庭のむせ返るような緑に、お料理の繊細な香りに、主人公たちの瑞々しく切ない心持ちに、世界の怖ろしさ美しさ可愛らしさに、四方八方から静かに刺されて息絶えました」とも綴っている。