押見修造、映画「惡の華」主題歌収めたシングルでジャケットイラストを担当
押見修造が、9月25日にリリースされるリーガルリリーの1stシングル「ハナヒカリ」初回生産限定盤のジャケットイラストを描き下ろした。
シングルには押見原作による映画「惡の華」の主題歌「ハナヒカリ」と、挿入歌「魔女」を収録。公開されたイラストには、水彩画タッチで描かれた「惡の華」のヒロイン・仲村佐和の儚げな表情が描かれた。リーガルリリーのボーカルとギターを務めるたかはしほのかからはコメントも到着。たかはしは「『惡の華』は、高校生のときに何度も読み返したマンガの1つで、当時の、自分が宝物にしていた記憶が映画の中でも感じられました」と作品との思い出を話し、シングルに収録される2曲についても語っている。
「惡の華」は閉塞感に満ちた地方都市で暮らす男子中学生・春日が、ひょんなことから憧れのクラスメイト・佐伯の体操着を盗んでしまい、さらにそれをクラスの問題児・仲村に目撃されたことから始まる物語。9月27日に公開される映画では、春日高男役を伊藤健太郎、仲村佐和役を玉城ティナが演じる。
たかはしほのか(リーガルリリー)コメント
「惡の華」は、高校生の時に何度も読み返した漫画の1つで、当時の、自分が宝物にしていた記憶が映画の中でも感じられました。役者さんも、まるで漫画の中の行間も表現するように、自然な雰囲気をまとっていました。とても素晴らしい作品でした。
挿入歌「魔女」は、高校生の頃、「惡の華」をよく手にとっていた頃に作りました。私の内なる爆発物は、音楽にすることによって、叫んでもだれにも怒られません。映画チームの方がこの曲を気に入ってくれて、この話をいただいたので、とても嬉しかったです。
偶然は素敵なものです。作品と、監督、役者、この曲の全ての爆発が交わるシーンは、とても素敵なものでした。
主題歌には「ハナヒカリ」という曲を書き下ろしました。
高校生から4年ほど経ちましたが、爆発は、形を変えて、音にすると、かなしみといらだちを行ったり来たりするだけになりました。
なぜ、そこで爆発できないのかというと、もうだれも守ってくれないからです。次は自分が誰かを守るようになるのです。そういうことを思って書きました。
(c)押見修造/講談社 (c)2019 映画『惡の華』製作委員会