大友克洋監督の新作SF映画制作決定!「AKIRA」新アニメ化に4KBDの発売も
大友克洋が監督を務める最新SF映画「ORBITAL ERA(オービタルエラ)」の制作が決定。さらに、大友の代表作「AKIRA」の新アニメ化プロジェクトの始動が発表された。
これはアメリカ現地時間7月4日にアメリカ・ロサンゼルスで行われた「Anime Expo 2019」内のサンライズパネルにて発表されたもの。「ORBITAL ERA」は近未来の建設途上のスペースコロニーを舞台に、特異な環境や社会の中、翻弄されながらも生きていく少年たちの冒険活劇。少年の目を通して“人類未来のリアル”が描かれる。併せて大友描き下ろしのキービジュアルも公開された。
また今回の発表に併せ、劇場アニメ「AKIRA」の4Kリマスターセットが、2020年4月24日に発売されることも決定。「AKIRA」は2019年のネオ東京を舞台にしたSFアクション。1982年から1990年にかけて週刊ヤングマガジン(講談社)にて連載され、1988年には原作者である大友自身によって劇場アニメ化された。4Kリマスターセットのパッケージには4K ULTRA HD Blu-rayと、4Kマスターから制作されたフルHD映像のBlu-rayの2枚を収録する。特典映像として特報や劇場予告、絵コンテ集などが収められる予定だ。なお「AKIRA」の新アニメ化プロジェクトについては続報を待とう。
さらに、講談社による「OTOMO THE COMPLETE WORKS」プロジェクトもスタートする。このプロジェクトでは、大友が自らの作品群を編集、構成した大全集を出版。“大友克洋“という作家の誕生から創作と思考の軌跡を読み取ることができる、まったく新しい集成を制作することをテーマに、1971年のデビューから、すべての作品や発言が年代順に収められる。本誌は日本はもちろん世界での出版を目指していく。詳細な内容や刊行開始予定については追って伝えられる。
映画「ORBITAL ERA」
原案・脚本・デザインワークス・監督:大友克洋
アニメーション制作:サンライズ
(c)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会