北条司が総監督を務める実写映画「エンジェルサイン」のメインキャストが発表された。松下奈緒とディーン・フジオカが主演を務める。
「エンジェルサイン」は、ノース・スターズ・ピクチャーズが開催している「サイレントマンガオーディション」へ寄せられたストーリー数編に、北条が描き下ろしたオリジナルのプロローグとエピローグを加えて構成された長編オムニバス作品。セリフを用いず、映像と音楽のみでストーリーが展開していく。
本作で松下はチェリストのアイカ、フジオカはアイカの恋人でピアニストのタカヤを演じる。またキャストの発表と併せて、2人の演奏シーンや恋人らしく自撮りをする様子を捉えた場面写真もお目見え。さらにティザー映像も公開された。
松下奈緒(アイカ役)コメント
初めて台本を頂きまず驚いたのは台詞が一言もなく、絵コンテだったことです。
しかも、その絵コンテは北条先生が描き下ろされた絵コンテでしたのでとても感激しました。
サイレントムービーもチェロ演奏も初めての経験でしたので、撮影はとても濃厚に感じました。台詞がないのでディーンさんとその場に合った台詞でお芝居をしていたので、とても良い緊張感がありました。
言葉や文化が違っていても、主人公と同じ気持ちになれる。
そう改めて感じられた撮影現場でした。
美しい音楽も合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。
ディーン・フジオカ(タカヤ役)コメント
北条先生はサングラスがすごく似合うと思いました。あんなにディレクターズチェアーに座って、サングラスが似合う監督はウォン・カーウァイか北条先生じゃないでしょうか(笑)。そういうハードボイルドなビジュアルから想像できない柔らかさがあって、本当に現場は自由でした。僕の世代の男の子だったら、冴羽リョウみたいな男になりたいというボーイズドリームは、皆持っていたと思うので、北条先生の作品の一部に参加させていただけるとのことで、すごく光栄です。
※冴羽リョウのリョウは、けものへんに「僚」のつくりが正式表記。
実写映画「エンジェルサイン」
企画:堀江信彦
総監督:北条司
キャスト:松下奈緒、ディーン・フジオカ ほか
(c)「エンジェルサイン」製作委員会