「べしゃり暮らし」静代役は小芝風花、「ウィッグが気持ちを切り替えるスイッチ」
森田まさのり原作によるTVドラマ「べしゃり暮らし」にて、鳥谷静代役を小芝風花が務める。
静代は関西の高校に通う女子高校生。渡辺大知演じる辻本潤の相方だったが、一方的に漫才コンビを解消されてしまう。彼のことを相方としてのみならず、恋愛相手としても諦めきれないというキャラクターだ。静代を演じるにあたり、ショートヘアのウィッグを着用して撮影に臨む小芝。「原作のイメージに合わせて今回ウィッグをつけていますが、違和感しかありません(笑)。なかなか慣れないですが、静代は私自身とは違い、はっきり自己主張をするタイプなので、このウィッグをつけることで意思の強い静代になることができます。気持ちを切り替えるスイッチですね。他の出演者のみなさんからは、『毛量おばけ』と、呼ばれています(笑)」とコメントを寄せた。
「べしゃり暮らし」は学校一笑いに貪欲な上妻圭右が、高校生ながら元プロの芸人だった辻本潤と出会い、芸人を目指して成長していく様子を描いた青春譚。ドラマは7月よりテレビ朝日系の土曜ナイトドラマとして放送される。
小芝風花コメント
まさか自分で漫才をやる日が来るとは思っていなかったので、お話をいただいたときは、「え! 私が漫才をやるんですか!?」と、とにかく驚き、本当に務まるのかという不安もありました。お笑いは昔から好きでしたが、見るのとやるのとでは大違いです。漫才好きとしてこの役を演じられるのはとても嬉しいですが、同時にすごく難しくもあります。「面白いってどういうことだろう」と毎日、現場で悩み、考えだすと止まりません。家でもまた考えてしまい、苦悩の日々ですね(笑)。
静代は関西弁で、私も大阪出身なので、関西弁にはとても馴染みがあり、標準語よりも気持ちを表現しやすいですし、演じていて楽しいです。現場には関西出身の方が多いので、セリフの微妙なニュアンスを確認させてもらうこともよくあります。
原作のイメージに合わせて今回ウィッグをつけていますが、違和感しかありません(笑)。なかなか慣れないですが、静代は私自身とは違い、はっきり自己主張をするタイプなので、このウィッグをつけることで意思の強い静代になることができます。気持ちを切り替えるスイッチですね。他の出演者のみなさんからは、「毛量おばけ」と、呼ばれています(笑)。
劇団ひとりさんは、真剣に演出に取り組まれ、ふだんテレビで見るイメージとは随分違いますが、漫才シーンのために見せて下さるお手本は本当に面白くて、みんなで大笑いしています。私はお笑いについて模索していますが、劇団ひとりさんがついてくださっているので、とても頼もしく感じます。
このドラマは、熱い青春モノなので、夏にふさわしい作品になると思います。私が出演する場面はシリアスなシーンも多いので、お笑いとの対比も楽しんでいただけると思います。たくさんの役者さんが芸人さんを演じられるので、みなさんの漫才に負けないようにしたいです! お笑いにも元相方の辻本潤にも、すごくまっすぐな気持ちを持っている静代をしっかりと表現して演じきれるように、一生懸命頑張りたいです!
土曜ナイトドラマ「べしゃり暮らし」
2019年7月より、毎週土曜23:15~24:05
スタッフ
原作:森田まさのり「べしゃり暮らし」(集英社)
脚本:徳永富彦
演出:劇団ひとり
音楽:高見優、信澤宣明
キャスト
上妻圭右:間宮祥太朗
辻本潤:渡辺大知
子安蒼太:矢本悠馬
鳥谷静代:小芝風花
上妻潔:寺島進
上妻美津子:篠原ゆき子
上妻しのぶ:徳永えり