「ぼくらの七日間戦争」劇場アニメは12月公開!高校生男女が一歩踏み出す物語

映画「ぼくらの7日間戦争」ティザーポスター

宗田理の小説「ぼくらの七日間戦争」を原作とする劇場アニメ「ぼくらの7日間戦争」が、12月に全国公開される。

1985年に刊行された「ぼくらの七日間戦争」は、累計2000万部を突破する“ぼくら”シリーズの第1作。大人に干渉されない子供だけの自由な場所・解放区を作ろうとする中学生たちを描いた叛逆の物語で、1988年には実写映画化が行われ、4月には月刊コミックジーン5月号(KADOKAWA)にてコミカライズ連載がスタートした。

映画「ぼくらの7日間戦争」の舞台は2020年。インドア派で歴史が好きな高校2年生・鈴原守は、幼なじみの千代野綾に密かに思いを寄せていた。しかし地方議会議員の娘である綾は親の都合で東京への引っ越しを迫られていて……。併せて山々に向かう少年少女6人の後ろ姿を描いたティザービジュアル、特報映像、場面写真も公開。特報映像の編集は、DAOKO×米津玄師「打上花火」のミュージックビデオを手がけた10GAUGEが担当している。

監督は「ドリフェス!」「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」などの村野佑太が務め、脚本は大河内一楼が担当。キャラクター原案はけーしん、キャラクターデザインは清水洋が手がけ、アニメーション制作は亜細亜堂が行う。宗田は劇場アニメ化にあたり「アニメ映画には小説とは違う感動と面白さがあります。あの物語がどんなふうに表現され、みなさんをとりこにするのだろう。それを想像すると、原作者としてもわくわくしてきます」とコメント。村野監督は「原作と、そしてかつての映画に精一杯の敬意を持って、新しい『ぼくら』の7日間戦争を紡いでいけたらと思います」と意気込みを寄せている。

宗田理(原作者)コメント

子どもたちが常に抱いているいたずら心や冒険心、悪い大人への挑戦を
子どもの視点から描こうと思ったのがきっかけでこの物語は生まれました。
今もこのテーマを変えることなく、シリーズの新作を書き続けていますが、
これが子どもの本心をついているから、いつになっても子どもたちの心をとらえて
読み続けられているのではないかと思います。
これは作者にとってこの上ない喜びです。
今回、この作品が新しいストーリーのアニメ映画になります。
アニメ映画には小説とは違う感動と面白さがあります。
あの物語がどんなふうに表現され、みなさんをとりこにするのだろう。
それを想像すると、原作者としてもわくわくしてきます。
小説とは違う感動をぜひ劇場で体験してください。

村野佑太監督 コメント

解放区より愛をこめて―
原作を読んで胸が一番高鳴った場面です。
今の子どもたちが必要としている解放区とはなんだろうか。
原作の発表された時代ほど大人は物分かりの悪い人間ばかりではないし、
生まれた時から当たり前にあるネット環境は大人に内緒で
冒険することを容易くさせました。
しかしどうやら、自分たちの自由な居場所を獲得しやすくなったと同時に、
その居場所を守る為にはまた別の不自由さが生まれているみたいです。
今の子どもたちが巻き起こす、新しい7日間の冒険。
原作と、そしてかつての映画に精一杯の敬意を持って、
新しい「ぼくら」の7日間戦争を紡いでいけたらと思います。

映画「ぼくらの7日間戦争」

2019年12月全国ロードショー

スタッフ

原作:宗田理「ぼくらの七日間戦争」(角川つばさ文庫・角川文庫 / KADOKAWA)
監督:村野佑太
脚本:大河内一楼
キャラクター原案:けーしん
キャラクターデザイン:清水洋
制作:亜細亜堂
配給:ギャガ KADOKAWA
製作:「ぼくらの7日間戦争」製作委員会

(c)2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会