おざわゆき「凍りの掌」題材のドラマ放送、シベリア抑留をマンガにする様子描く

「凍りの掌 シベリア抑留記」新装版

おざわゆき「凍りの掌 シベリア抑留記」を題材にしたTVドラマ「父さんのシベリア抑留記(仮)」が、NHK BSプレミアムで8月に放送される。

「凍りの掌 シベリア抑留記」はおざわが実父の体験した過酷なシベリア抑留の様子や、同様の体験をした人々に多数取材を重ねて描いた物語。同人誌として発表され、2012年に再編集版が一般書として刊行されたのち、2015年に講談社より新装版が登場した。第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を獲得したほか、同じくおざわの「あとかたの街」とともに第44回日本漫画家協会賞コミック部門の大賞に輝いている。

ドラマは実写とマンガを織り交ぜて進行する「ドラマ×マンガ」枠で放送。女性マンガ家が父親が戦後に体験したシベリア抑留にまつわるエピソードを作品にしようと決意し、悪戦苦闘しながらも完成させていく様子を描いていく。