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劇場版「コナン」前作を上回るスタート!高山みなみ「愛を力に変えてがんばりたい」

青山剛昌原作による劇場アニメ「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」の公開記念舞台挨拶が、本日4月13日に東京・TOHOシネマズ日比谷にて開催され、江戸川コナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、毛利小五郎役の小山力也、怪盗キッド役の山口勝平、京極真役の檜山修之、レオン・ロー役の山崎育三郎、レイチェル・チェオング役の河北麻友子が登壇した。

昨日4月12日に公開が初日を迎えた同作。舞台上では昨日1日で動員が31万3724人、興行収入が4億2246万5000円を記録したことが発表されると、どよめきが起きる。山口は「昨日1日で?」、高山は「(昨日は)平日ですよね?」と驚いた様子を見せた。これは昨年公開された「名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)」を超える成績とあり、檜山も「スタートダッシュすごいね」と感心していた。

今作にゲスト声優として参加した山崎育三郎は「僕もいろんな方からメールをもらい、『(山崎が)どこに出ているのかわからなかった』と言われて。自分が消えるくらいこの役に入り込めたのがうれしかった」と笑顔を見せ、「ゲスト声優、がんばったでしょ?」と客席へ問いかける。観客からはそれに応えるように大きな拍手が贈られた。

司会から「もしもう一度観てもらうとしたら、ここに注目してほしい」というポイントを問われると、河北は「イケメンがたくさん出るじゃないですか。その中でも怪盗キッドさんが……もうね、本当にカッコよくて! もう1回観るなら怪盗キッドさんの言葉だけを聴いてみたい」と愛を語り、山口は「恐縮です」と照れた表情を浮かべる。「京極は言わずもがなのアクション担当、戦闘要員」と話す檜山は、「僕自身も声優人生ほとんど戦って来たんですが、これまでの戦歴の中でも、今回の京極の動きは相当速い。目にも留まらぬアクションとはこのことじゃなかろうか」と、京極のアクションをアピールした。

「ストーリーはもちろんですが、怪盗キッド的には……」と前置きした山口は、「じいちゃん(寺井黄之助)が出てるの気付いた人います? ワンシーンだけじいちゃんが来ているので、『この人(映像に)出ていないとき何してるんだろう、シンガポールを観光してるのかな』とか、そんなことを考えながら観てもらえると面白いと思います」と勧めた。あえて“目をつぶってほしいところ”を挙げた小山は、「あろうことか、我が娘が露天風呂で手をつないでしまった!」と言い、キャスト陣から「露天風呂じゃない!」「プール、プール!」「箱根じゃないんだから」と総ツッコミを受ける。山崎和佳奈は同作で英語のシーンが多いことに触れ、高山も「ガヤのシーンは『英語でお願いします』と言われてるんですけど、よーく聞くと、日本語が聞こえます(笑)」と明かした。さらに同作のタイトルにちなみ、「拳を握りしめるほど●●だったこと」というトークテーマが設けられると、高山は「拳を握りしめるほど緊張したというか、力が入ったのは、この劇場版のアフレコ。力が入りすぎて爪の跡が手のひらに残るくらい気合いを入れて作りました」と作品への思いを述べた。

またイベントでは、昨年公開された「ゼロの執行人」の興行収入91.8億を超えるべく、登壇者が合計92枚の瓦割りに挑戦。檜山の「問答無用!」、観客の「せーの!」の掛け声に合わせて、全員が拳で瓦を叩き割った。最後に高山は「初日、2日目と、こんなに応援されているとは思いませんでした。去年を上回ると聞いた途端にちょっと汗が出てきました(笑)。これからも皆さんの大きな大きな『コナン』愛で我々を支えてください。我々もその愛を力に変えてがんばっていきたいと思います」と挨拶し、お決まりとなった「真実はいつもひとつ!」のポーズでイベントを締めくくった。

劇場アニメ「名探偵コナン 紺青の拳」は全国で公開中。

(c)2019 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会