安藤ゆき原作の実写映画「町田くんの世界」の本予告と本ポスターが解禁。主題歌は平井堅の書き下ろし楽曲「いてもたっても」に決定した。
「この世界は悪意に満ちている。」というモノローグで始まる予告編には、細田佳央太演じる地味で取り柄のない町田くんがクラスメイトや街の人と触れ合いながらも、関水渚演じる人嫌いなクラスメイト・猪原さんと出会ったことで、初めての“わからない感情”と向き合う姿が収められた。石井裕也監督は「本当に例外に例外を重ねた映画になっています。最終的に言いたかったのは、“映画は本当にあきれるほど自由なもの”で、こうあるべきだ、っていうものはないということです。キャストもスタッフも、自由にのびのびと楽しいことをやっています。だから、『町田くんの世界』は本当に楽しい映画なんです」とコメントを寄せている。
また本予告では「いてもたっても」の一部を公開。平井は楽曲制作にあたり「人はなぜ恋をするのか?太古から我々が抱えてきたこのテーマを、こんなに瑞々しい視点で描けるなんて!町田くんが見ている世界に音をつけれたら。そんなサントラ的感覚で書きました」と振り返っている。
「町田くんの世界」は、運動も勉強も不得意だが持ち前の真面目さと優しさで周囲の人々を惹き付けていく高校生・町田くんの物語。映画は6月7日に公開される。
平井堅コメント
人はなぜ恋をするのか?太古から我々が抱えてきたこのテーマを、こんなに瑞々しい視点で描けるなんて!町田くんが見ている世界に音をつけれたら。そんなサントラ的感覚で書きました。純粋とエゴイズム。それでもぼくらは恋が好き。
石井裕也監督コメント
繊細でピュアで、本当にかわいい曲です。この曲が映画の最後にバシッと流れることで、映画がさらに素敵なものになりました。極上の読後感を味わっていただけると確信しております。優しい歌声とメロディが頭から離れずに困っています。これこそが平井堅さんのマジックなんだと思います。
北島直明プロデューサーコメント
平井堅さんが唄う全ての歌は唯一無二の音楽であり、一曲一曲が平井さんで無ければ成立しない物語です。愛や優しさ、一方で苦しみや嫉妬、正に“人間そのもの”を表現される平井さんの歌がずっとずっと大好きでした。今回、「町田くん~」の為に最高の唯一無二の“優しい歌”を作って頂きたくてオファーさせて頂きました。
映画「町田くんの世界」
2019年6月7日(金)公開
原作:安藤ゆき「町田くんの世界」(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:石井裕也
脚本:片岡翔、石井裕也
音楽:河野丈洋
企画・プロデュース:北島直明
出演:細田佳央太、関水渚、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子
(c)安藤ゆき/集英社 (c)2019 映画「町田くんの世界」製作委員会