第22回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表された。マンガ部門はBoichiの「ORIGIN」、アニメーション部門はBoris LABBEの「La Chute」がそれぞれ大賞を受賞した。
ヤングマガジン(講談社)で連載中の「ORIGIN」は、西暦2048年、大陸横断鉄道でユーラシア大陸に接続された未来の日本を舞台に、人間社会に隠れ住むロボット・オリジンを描くSFバイオレンスアクション。単行本は9巻まで発売されている。「La Chute」はフランスの映画監督・Boris LABBEによる短編アニメーション作品だ。
なおマンガ部門では優秀賞として、宮川サトシ原作、伊藤亰作画「宇宙戦艦ティラミス」、コナリミサト「凪のお暇」、紗久楽さわ「百と卍」、齋藤なずな「夕暮れへ」が選出。新人賞には黄島点心「黄色い円盤」、ジュリー・ダシェ原作、マドモワゼル・カロリーヌによる「見えない違い─私はアスペルガー」、鶴谷香央理「メタモルフォーゼの縁側」が選ばれた。
またアニメーション部門では「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」「ひそねとまそたん」「ペンギン・ハイウェイ」「若おかみは小学生!」が優秀賞に決定。新人賞には「透明人間」「Am I a Wolf?」「The Little Ship」が輝いた。なお功労賞にはアニメーション監督・アニメーション研究者の池田宏の名が並んでいる。コミックナタリーでは本日3月1日に行われた記者発表会の様子を追ってレポートする。
※Boris LABBEのEはアキュート・アクセント付きが正式表記。
第22回文化庁メディア芸術祭 受賞作品
マンガ部門
大賞
Boichi「ORIGIN」
優秀賞
宮川サトシ原作、伊藤亰作画「宇宙戦艦ティラミス」
コナリミサト「凪のお暇」
紗久楽さわ「百と卍」
齋藤なずな「夕暮れへ」
新人賞
黄島点心「黄色い円盤」
ジュリー・ダシェ原作、マドモワゼル・カロリーヌ / 訳:原正人「見えない違い─私はアスペルガー」
鶴谷香央理「メタモルフォーゼの縁側」
アニメーション部門
※カッコ内は作家名・受賞者名。
大賞
Boris LABBE「La Chute」
優秀賞
「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」(セバスチャン・ローデンバック)
「ひそねとまそたん」(樋口真嗣)
「ペンギン・ハイウェイ」(石田祐康)
「若おかみは小学生!」(高坂希太郎)
新人賞
「透明人間」(山下明彦)
「Am I a Wolf?」(Amir Houshang MOEIN)
「The Little Ship」(Anastasia MAKHLINA)