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“作品とファンも相棒”「ダブデカ」応援上映で三上哲&天崎滉平がキャラソン披露

TVアニメ「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」のイベント「『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』ファン感謝祭~ライブ付応援上映~」が、去る2月21日に東京・品川ステラボールで開催された。

「ライブ付応援上映」というタイトルの通り、今回のイベントではアニメ本編の応援上映に加えライブパートを展開。開演が迫り定刻のチャイムが鳴ると、来場者に向けたアナウンスが流れ始めるが、「待て待て、待つのだ! 待ちたまえ! その手の説明と言えばこの私!」とアニメ本編でも語りを担当した上田燿司の声が響き、会場は沸き立つ。注意事項が熱く読み上げられた後、ダグとキリルによるカウントダウンでイベントはスタート。霧雨アンダーテイカーによるキリルのイメージソング「Don’t Think Feel So Good!!!」が、早くも会場を盛り上げた。

上田による応援上映の解説が流れ、霧雨アンダーテイカーのメンバーにより応援上映の練習が行われると、まずは第9話「ドントスィンクフィールソーグッド!」の上映が開始。自信ありげに「博士と呼んでもらおうか」と言うアップルに対し、観客はキリルやディーナに代わって「博士ー!」と呼びかけたり、囚われのダグが苦悶の表情を浮かべる姿に悲鳴を上げたりと、終始賑やかな様子。ダグを救出するためキリルたちが奮闘するシーンにはひと際大きな声援が送られた。上映を終えると、霧雨アンダーテイカーがダグのイメージソング「Gunpowder Ballad」を披露し、しっとりとした空気が会場を包み込む。

続いて最終話となる第13話「そして誰もいなくならなかった!」の上映が始まるかと思いきや、キリルから「もっともっと、もっと、みんなの大きな声が聴きたいんだよ! 俺をみんなのダブルデッカーにしてくれよ!」との要望が。ダグも「もっと声援が欲しいって言ってるんでね、俺の相棒が」と添え、観客を沸かせる。怒涛の展開が続く第13話では、ミラがクーパーに抗体を打ち込む姿、ダグとキリルの2人による決めゼリフ「薬の時間だ」、爆発したと思われたユリが再び姿を見せるシーンなど、数々の場面で歓声が沸き起こる。クライマックスの「俺たちは刑事だ」「どちらかと言うと、コミカルなほうのな」というキリルとダグの掛け合いには、会場から「最高の刑事だよ!」と称賛が。エンディングを迎え、大きな拍手が響く中登場した霧雨アンダーテイカーは、同作のオープニングテーマ「ステレオとモノローグ」をパフォーマンスし、ハッピーエンドに浸る観客と温かな空間を作り上げた。

MCを終えた霧雨アンダーテイカーがステージを後にすると、それぞれのキャラクター衣装に身を包んだダグ役の三上哲、キリル役の天崎滉平が登場。まずは霧雨アンダーテイカープロデュースによるキャラクターソングアルバム「DECKER! SONG -デカソン-」に収録された、ドラマパート「俺たちには明日しかない!」がサプライズで朗読される。そして霧雨アンダーテイカーが呼び込まれると、天崎は“お色直し”のため一時降壇し、三上と霧雨アンダーテイカーのボーカルであるジョシュア・K・キリサメが「デカソン」についてトークを展開。ダグのソロ曲「Prison of Heart」のレコーディング時、ジョシュアは「三上さんにひたすらエロく、エロくと言い続けていて……」とディレクションした際のエピソードを明かす。「自分の中のエロさを総動員してがんばりました!」という三上は、同楽曲が初めて歌唱するキャラクターソングとのこと。「デモテープを聴いた段階からダグ感が満載で、すぐに『ダグだ!』と思って。すごくイメージしやすかったです」と印象を語った。

「デカソン」のジャケットの衣装で再び登場した天崎は、霧雨アンダーテイカーの生演奏で、ジョシュア曰く“底抜けに明るく、一部はクールに、一部はエロい”キリルのソロ曲「Beasty Greedy Freaky」を歌唱。紫のペンライトが光る中、ラップパートを交えた激しいロックナンバーを歌い上げた。同じく「デカソン」のジャケット衣装に着替えた三上は、アダルトなダグのソロ曲「Prison of Heart」を披露。赤のペンライトに包まれながら、シャツを持ち上げ首元を見せる仕草や、客席を撃ち抜くポーズで観客を煽った。さらに三上と天崎の2人が揃って歌唱したのは、ダグとキリルのデュエットソング「ワンカットエピローグ」。時折お互いの顔を見合わせながら、肩を組み、息の合ったパフォーマンスを見せた。

歌唱後、ジョシュアは「ワンカットエピローグ」について「いろんな解釈ができるよう、歌詞を書いたつもりなんですが、僕は皆さんの歌だと思っていて」と切り出す。「アニメの作品とファンの人は相棒同士だと思っているんです。例えば作品が終わったとしてもみんなの心の中に(作品は)生き続けて、その人の人生が豊かになるように背中を押してくれる。そんな関係性になったらいいなと思って歌詞を書いたんです。今日はそれが伝わっていると感じて、感動しました」と続けながら、「でも僕の歌詞と曲だけでは伝わりきらなくて、このおふたりが居たからそれができたんだと思います」と思いを口にし、観客からも「ありがとう!」と感謝が述べられた。

天崎は「『キャラクターソングを歌いませんか?』と伺ったときに、すぐに『やりたいです!』って答えてよかったなと。この光景が見られてよかったなと感じました」と笑顔が浮かぶ客席を見つめ、三上は「『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』という作品に会えて、ダグという男に会えて、そして皆さんに会えて感謝しています。ありがとう、『DOUBLE DECKER!』! ありがとう、みんな!」と会場中へ語りかけた。最後は霧雨アンダーテイカーと三上、天崎、観客の全員によりもう一度「ステレオとモノローグ」が合唱され、三上と天崎による決めゼリフ「薬の時間だ!」が演奏を締めくくった。イベントは三上による「考えるな! 気持ちがいい!」、天崎による「ドントスィンク!」、観客に寄る「フィールソーグッド!」のコールアンドレスポンスで閉幕。そして会場には「次回、『DOUBLE DECKER!』いつの日か、リスヴァレッタより愛を込めて! 果報は寝て待て!」という上田のナレーションが響き渡り、スクリーンには「To Be Continued!」の文字が映し出された。

※天崎滉平の崎は立つ崎が正式表記。

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