「トラさん」多部未華子にいじられる北山宏光「尻に敷かれるくらいがちょうどいい」
板羽皆原作による実写映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」の公開初日舞台挨拶が、本日2月15日に東京・TOHOシネマズ 新宿にて開催された。
「トラさん」は事故で命を落としてしまった売れないマンガ家・寿々男が、猫の姿となり期間限定で家族の元に戻る様子を描くハートフルストーリー。完成披露会見には、高畑寿々男役の北山宏光(Kis-My-Ft2)、高畑奈津子役の多部未華子、高畑実優役の平澤宏々路、筧昌也監督が登壇した。
公開初日を迎え、北山は「待ちに待った初日。撮影してから1年ほど経って、やっと皆さんにお見せできるのがうれしく思います」とコメント。また本作で11年ぶりに映画を撮ったという筧監督は「ドラマが多かったんですが、映画は宣伝期間が長いのもあって、反響の多さを感じますね。あと久々に連絡してくれる人が多くて。映画って人に会えるなって」とうれしさをにじませた。
また撮影中に不思議だったことを尋ねられた平澤は「北山さんとは1カ月毎日一緒だったんですけど、毎朝同じジュースを片手に『おはようございまーす』って言ってくれて。でも、あれ何を飲んでたのか気になっていて」と北山のほうを見る。すると少し恥ずかしそうに「あれは……タピオカミルクティーでした(笑)」と北山。「ネットでまとめ買いして、冷蔵庫に置いておいて。ちょっと固まったタピオカミルクティーを飲むのが好き」とこだわりを語る。北山がタピオカミルクティーをストックしていることを知っていた様子の多部は「毎日同じのを持ってたので、毎日買いに行ってるのかと思ったらまとめ買いをして冷蔵庫にストックしてるって聞いて。なるほどって思いました」と振り返った。
そんな多部は、北山のファッションチェックを行っていたことを明かす。北山が「撮影に行くとファッションチェックが始まって、『これどこで買ったの?』っていうところからコミュニケーションを取っていました」と語ると、多部は「いつも不思議な……素敵な服」と言い直し、観客の笑いを誘う。さらに多部は「やらたポジティブ。信じられないくらい(笑)。いじってもめげない。結構本気で言ってても『またまた』って言われちゃう(笑)」と話しつつも、「でも1番現場を盛り上げてくれたし、和やかで楽しい空気を作ることができる人」と北山を称賛した。そんな2人のやり取りを見ていた司会者に「初日舞台挨拶でかなりいじられてますね」と言われた北山は「いいんですよ。ダメ夫役なんでね。尻に敷かれるくらいがちょうどいい」と述べた。
最後、フォトセッションでは映画に出演する猫の金時が登場。北山は金時を抱きながら、最後に「素晴らしいスタッフとキャストの皆さんに恵まれて、この日を迎えることができました。僕たちが一生懸命作った作品が届いていたらうれしいです。ぜひともたくさん観てください」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくった。「トラさん~僕が猫になったワケ~」は本日2月15日より全国公開。