海法紀光(ニトロプラス)・千葉サドル原作による実写映画「がっこうぐらし!」の公開記念舞台挨拶が本日1月26日に東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われた。
舞台挨拶には恵飛須沢胡桃役の阿部菜々実(LaLuce)、丈槍由紀役の長月翠(LaLuce / シュークリームロケッツ)、若狭悠里役の間島和奏(Someday Somewhere)、直樹美紀役の清原梨央(Someday Somewhere)のメインキャスト4人と柴田一成監督、エンディングテーマを担当したWi-Fi-5の高野渚、トミコ クレア、さぃもん、白鳥来夢が登壇した。メインキャストの4人全員が映画初出演となった本作。昨日1月25日に公開初日を迎えたことについて阿部は、「私たちの映画が全国で公開されているという実感はまだないんですが、感想をいただけてうれしいです」と笑顔を見せる。
マンガの映像化作品に出演することについて不安もあったという長月は、「エゴサーチができなかった」と語りながらも、公開にあたり初めてエゴサーチをしたことを報告し、「『原作に愛を持ってくれてありがとう』と言ってくださる方もいっぱいいました。朝に電車の中で泣きそうになりました」と気持ちを吐露する。元より原作が好きだったという間島は「いつ(原作ファンの方に)刺されてもおかしくないぞって思っていました(笑)。でも原作ファンの方も認めてくださっていて、本当にうれしかったです」と続けた。
清原も手応えを実感しているようで、「反響がすごくいいですよね」としながら、「私は毎日エゴサーチして、反応を見てはニヤニヤしています」とほほえむ。柴田監督はAmazon Prime Videoで配信されているオリジナルドラマ「がっこう××× ~もうひとつのがっこうぐらし!~」内で映るキャベツが、ネット上で「作画崩壊では?」と盛り上がっていることを匂わせるように「(映画は)作画崩壊はしていません(笑)」と断言しながら、「真摯に原作に向き合ってきましたし、それを形にできたと思います」と自信を覗かせた。
その後会場ではサプライズで、柴田監督がキャスト陣に卒業証書を授与することに。柴田は阿部に「全然しゃべらない方ですが、すごくがんばっているのが見ているとわかって、内に秘めた闘志が人一倍でした」、長月に「一番難しい役だった。長月翠さんじゃなければ成立しなかったと思います」、間島に「最初から演技がうまかった。間島さんのお芝居によって救われているシーンがたくさんあります」、清原に「最初は本当に駄目だったんですが(笑)。でも役の気持ちの移り変わりをうまく表現してくれました」とメッセージを送る。感動する4人だったが、長月が「急にさみしくなってきました。まだ卒業したくないんですけど……」と述べると、柴田が「じゃあ留年で」と返し、会場からは笑いが起こった。
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