「ユーリ!!! on ICE TVシリーズ一挙劇場上映」に合わせた舞台挨拶が、本日1月25日に東京・TOHOシネマズ新宿にて開催。上映後に勝生勇利役の豊永利行が登壇した。
1月18日より3週間にわたり全国の劇場で展開されている「ユーリ!!! on ICE TVシリーズ一挙劇場上映」は、TVシリーズ全12話を毎週4話ずつに分けて上映。本日は第5話から第8話までが上映され、豊永は「(上映が)8話で終わると、見事にJJ(ジャン・ジャック・ルロワ)がすべてを持っていく感じになりますね(笑)」と笑いながらも、怒涛の展開が続く第5話から第8話にかけての印象を語った。
本日上映されたエピソードの中で印象的なシーンを問われると、豊永は第7話でプレッシャーを抱えた勇利がヴィクトルとともに駐車場に訪れた場面を挙げ、「意外とヴィクトルが勇利という人物に振り回されている」と印象をコメント。「(ヴィクトルが)いっそ勇利の心を壊してやろうかと思ったら本当に壊れちゃって。でも勇利の涙も『そこじゃないよヴィクトル』という思いだったり、いろんな思いがあって出たものじゃないかと、改めて見返すと感じる」と続けながら、「当時と今とでは(観たときの)心境や感覚が変わっているのがまた面白いなと感じました」と、2016年の放送から2年の歳月が経ったことを感慨深げに噛み締めていた。
またイベントでは、1月30日にリリースされるDEAN FUJIOKAのアルバム「History In The Making」の購入特典として用意された、DEAN FUJIOKAと豊永利行のコラボによる音源「History Maker Special Edition starring Toshiyuki Toyonaga」の一部も公開。豊永は「『ユーリ!!! on Concert』などで(『History Maker』を)歌わせていただく機会はあったんですが、まさかご本人様とコラボできる日が来るとは思っていなかった。ここまで皆さんに応援し続けていただけたおかげで実現したことだと思います」とファンへ感謝を述べた。
さらにイベントの中盤、ヴィクトル・ニキフォロフ役の諏訪部順一から寄せられたメッセージが司会により代読される。諏訪部は作品を振り返り、「想像以上に収録時の記憶が残っていません。もちろん良い意味で!それだけ無心に取り組んでいたんだなぁ……と。出演作にも関わらず、ここまで客観的に楽しむことが出来る作品は、他にないかもしれません」と綴りながら、「ヴィクトルに出会えたこと、彼を通じて勇利やユリオたちと過ごした時間、共に紡いだ物語…それらは自分にとって、かけがえのない宝物です。みなさんにも、キラキラしたものとして心に留め続けて頂けたのなら幸いです」と続け、「すでに発表になっている新作劇場版がどのような作品になるのか?公開まで今しばらくお待ちください。では、またヴィーチャとしてお耳にかかれる日まで、ダスビターニャ!」と締めくくった。
「ユーリ!!! on ICE TVシリーズ一挙劇場上映」では上映の最後に、新作劇場版「ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE(アイス アドレセンス)」の特報が公開される。この映像について、豊永は「MAPPAさんがんばりすぎですって! 映像美がヤバいですよ。満を持しての劇場版ですから、こだわり抜いて作られているんじゃないかと思いますので、皆さんも僕と一緒に楽しみにしていてください」と期待を寄せた。
最後に豊永は「スポーツを題材としたアニメ作品は数ありますが、皆様の愛のおかげで、フィギュアスケートアニメと言えば『ユーリ』というふうに確立させていただくことができたんじゃないかと思います」と述懐。さらに劇場版に向けて「まだほんの少ししか情報が出ていない状態ですが、これからどういうふうな展開を見せていくのか。高ぶって溢れる思いを、劇場版をご覧になったあとで爆発させていただく準備もしていただけたら」と口にしながら、「『ユーリ!!! on ICE』を永遠にしましょう」とファンへ語りかけ、ゲストのマッカチンと手を繋ぎながらステージを後にした。
なお「ユーリ!!! on ICE」の音楽イベント「ユーリ!!! on CONCERT」と、「TOKYO SKYTREE TOWN ICE SKATING PARK 2019」のコラボ企画が決定。2月18日から3月3日までの期間、アイススケートパーク内で2月15日にリリースされる「ユーリ!!! on CONCERT」のCD音源が放送される。詳細は近日公開。
(c)はせつ町民会/ユーリ!!! on ICE 製作委員会