安彦良和が、サッポロビールの新CM「第95回箱根駅伝 箱根駅伝のその先へ」にて、線画を描き下ろした。
今回のCMは、今年マラソンの日本記録を立て続けに更新した箱根駅伝OBでもある大迫傑選手と設楽悠太選手が、箱根駅伝に対する思いを語るというもの。安彦は映像の中で、大迫選手と設楽選手の過去シーンを描いている。初めてCM映像を手がけたという安彦は「現役時代にも一度もやらなかったCMを今回やってしまいました」「実写の大迫君や設楽君が格好いいですがアニメも邪魔していないと思います」とコメントを寄せている。またCMソングには、2003年にリリースされたBUMP OF CHICKENの「ロストマン」が起用された。
このCMは2019年1月2・3日に日本テレビ系で放送される「SAPPORO新春スポーツスペシャル第95回東京箱根間往復大学駅伝競走」の中でオンエア。なおCM放送に先がけ、現在YouTubeではCMのメイキング映像や、大迫選手・設楽選手のインタビュー映像も公開中だ。
安彦良和コメント
駅伝のイメージ、魅力
走るって孤独なイメージですよね。マラソンが特にそうで。それはそれでドラマ性がある。
でも駅伝はチームスポーツだから「熱い」。そして時に残酷。その辺に魅せられるのかな……。
CMで特に見てほしいポイント
「走り」って、アニメーションでは基本だけど実はとてもムズかしいんですよ。「レベルが高いアニメは走りがいい」と言ってもいいくらい。だから老体にムチ打ってそれに挑戦してみました。
実写がベースになっているところはちょっと勉強になりました。なるべく「アタリ」なんかも入れて。いい経験させて貰いました。
今回の箱根駅伝の見どころ
やはり青山学院大学の連覇が止まるかってことかな。青山学院大学には悪いけどそろそろどこかが止めて欲しいな。その方が面白い。やっぱり一校だけ強いのはどうもな。
全国の箱根駅伝ファンにメッセージ
現役時代にも一度もやらなかったCMを今回やってしまいました。(「やらない」って決めていたんですよ。じつは。)それが何故っていえばやはり「あの“箱根駅伝”で、正月に全国に流れる」っていうことの魅力かな。それと、幸いちょっと時間があったこと。「線画でいく」っていわれたこと。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』というアニメをやったことで気持ちがちょっとアニメに帰って来ていて、家に用紙とかが一揃いあったこと……そんなことがいろいろ重なりました。やって良かったと思います。実写の大迫君や設楽君が格好いいですがアニメも邪魔していないと思います。お楽しみ下さい。
「SAPPORO新春スポーツスペシャル第95回東京箱根間往復大学駅伝競走」
放送局:日本テレビ系列
日程:往路2019年1月2日(水)7:00~14:05、復路2019年1月3日(木)7:00~14:18