TVアニメ「明治東亰恋伽」の先行上映会が、本日12月21日に東京・新宿バルト9にて開催された。
「明治東亰恋伽」は、明治にタイムスリップしてしまった主人公・綾月芽衣が歴史上の偉人たちと出会い、恋に落ちるラブストーリー。上映後のトークショーには森鴎外役の浪川大輔、川上音二郎役の鳥海浩輔、小泉八雲役の立花慎之介が登壇した。
この日司会を務めたニッポン放送アナウンサー・吉田尚記から“経営に携わっている人が多い”といじられながら3人が登場すると、観客から大きな拍手で迎えられる。TVアニメ化について聞かれた浪川は「ゲームの開始から7年が経っているのですが、これまで毎年イベントが続いていました。TVアニメではどんなルートを辿るのか、新鮮な気持ちで演じています」とコメント。鳥海、立花もそれぞれアニメの感想を語り、一様に作品への期待を口にしていた。
アニメではエンディング主題歌を各キャラクターがペアで担当していることから、それぞれの楽曲についても言及する場面も。浪川が菱田春草役のKENNとともに歌唱する「星屑の詠み人」、鳥海は藤田五郎役の福山潤とのペアで担当した「宵や、酔いや -Yoiya Yoiya-」、立花は泉鏡花役の岡本信彦との楽曲「メロウな夜に踊りましょう」についての感想や、曲のキーワードを話し、まだ解禁前の楽曲ということもあり観客は食い入るように話を聞いていた。
またイベントの途中からはシークレットゲストとして本作の監督を務める大地丙太郎も登場。大地監督はアニメの話をもらったときのことについて「明治ものがやりたかったからすぐに食いついた」と振り返る。「古いレンガの建物が好きで、それがだいたい明治時代のもの。『レンガが出せる!』と思った」と笑わせ、「明治東亰レンガ」と続けると客席から自然と拍手が起き、キャストからは総突っ込みを受けていた。
また大地監督は長い監督生活の中で、ゲーム原作のアニメに携わるのが初めてだと明かし、「ゲームでは、色々な要素があるのですが、アニメでは恋愛をテーマに視聴者をキュンキュンさせることを一番に考えました」と作品を作る上で大事にした部分を語る。続けて「キャストが全部決まっている話を貰うのも初めて」と話し、最初のアフレコでは出来上がっているキャストの演技に感心したと述懐した。
それぞれのキャラクターについての話題では、大地監督が森鴎外について「相当語りたいけど、ネタバレになるから詳しく話せない。鴎外にはものすごく思いが入っている」と喋り始めると、浪川がうれしそうに笑顔を見せる。さらに音響監督のたなかかずやとともに「(鴎外に)メロメロになっている」と無邪気に明かし、笑いを誘った。
最後の挨拶では浪川が「『めいこい』を7年間応援してくれてありがとうございます。TVアニメでは、監督のテイストが随所に込められていて、新たな楽しみ方もできると思います」と作品をアピール。鳥海は「1月からTVアニメ『めいこい』が始まります。7年間応援してくださった方も、初めてご覧になる方も、とても楽しい作品になっているので、ぜひご覧になってください」と述べ、立花は「僕が演じる小泉八雲の当番回も最初に用意されています。また、エンディングテーマもしっとりと聴かせる良い曲なので、ぜひ楽しんでほしいです」とファンへの思いを伝えイベントは幕を閉じた。
TVアニメ「明治東亰恋伽」はTOKYO MXほかにて2019年1月9日より放送開始。2019年には実写ドラマの放送や、実写映画の公開も決定している。またイベントでは動画配信サービス・U-NEXTにて、12月31日24時より第1話の最速先行配信が行われることも発表された。
TVアニメ「明治東亰恋伽」
放送情報
TOKYO MX:2019年1月9日(水)より、毎週水曜23:30~
テレビ愛知:2019年1月9日(水)より、毎週水曜26:05~ ※第1話・第2話は26:35~
サンテレビ:2019年1月12日(土)より、毎週土曜25:00~ ※第1話は25:30~
KBS京都:2019年1月13日(日)より、毎週日曜23:00~
BSフジ:2019年1月13日(日)より、毎週日曜24:30~
スタッフ
原作:MAGES./LOVE&ART
監督:大地丙太郎
キャラクターデザイン・総作画監督:山中純子
脚本:はるか、高橋幹子(高ははしご高が正式表記)
脚本監修:魚住ユキコ
音響監督:たなかかずや
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
キャスト
綾月芽衣:諸星すみれ
森鴎外:浪川大輔
菱田春草:KENN
川上音二郎:鳥海浩輔
泉鏡花:岡本信彦
藤田五郎:福山潤
小泉八雲:立花慎之介
岩崎桃介:細谷佳正
チャーリー:森川智之
(c)MAGES./LOVE&ART (c)LOVE&ART/めいこい製作委員会