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鈴木ともこが家族で山歩き、広島県庄原市の観光情報サイトでマンガ公開

「山登りはじめました」シリーズなど、山をテーマにした作品で知られる鈴木ともこの描き下ろしマンガが、広島県庄原市の観光情報サイト・庄原観光ナビで公開されている。

本作は「マンガ家・鈴木ともこさん一家、比婆山連峰をゆく!」というタイトルの通り、鈴木が家族4人で比婆山を山歩きした際の内容を綴ったもの。不思議な溝の刻まれた条溝石、“ヒバゴン”と呼ばれる未確認生物、イザナミのお墓といった名所や伝承を、辿ったルートとともに紹介している。鈴木は山歩きを振り返り、「7歳と4歳の息子たちにとっては冒険そのもので、終始楽しく歩き通すことができました」とコメント。庄原市観光協会スタッフブログでは、コミックエッセイで訪れた場所を写真付きで紹介している。

鈴木ともこコメント

比婆山・山歩きの感想

※2016年9月下旬、家族4人(夫婦と息子2人)で行きました。
比婆山を歩くのは今回が初めてでした。
広島周辺の山好きの方に愛されている山というのがよくわかる、幅広い楽しみ方のできるエリアだと思いました。コースも豊富で、森もブナやヒノキで大きく雰囲気が変わり、また、神話にまつわる山ということで、随所でイメージをふくらませながら歩けるのが楽しかったです。
 ヒバゴンの伝説が残っていることも、7歳と4歳の息子たちにとっては冒険そのもので、終始楽しく歩き通すことができました。

印象に残ったこと

・ブナの原生林(天然記念物・比婆山のブナ純林)
森の濃さと、木々の合間から見える空、そしてふかふかの落ち葉の絨毯が印象的でした。
・比婆山御陵
伝説が本当ではないかと感じられるほど、一種独特の、静かで厳かな佇まいに圧倒されました。
・池ノ段からの眺望
延々と続く山並みが爽快でした。そこから立烏帽子山を正面に見据えながらの下りは、「気持ちいいなあ~山っていいなあ~」としみじみ感じた、忘れがたい光景となっています。

今回のコミックエッセイでポイントとした部分

比婆山を知らない方、比婆山に親しんでいる方、どちらにも、興味を持っていただける作品にしたいと心がけました。
実際に歩いた雰囲気を、マンガ上で疑似体験していただけるように、コース中の印象的な箇所、神話、歴史、植生などをできる限りわかりやすく織りこんだつもりです。
読んでくださった方が「行ってみたい!」や「また行きたい!」と思っていただけたら本望です。