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「BAKUMATSU」桂役の江口拓也、「晋作」連呼でゲシュタルト崩壊引き起こす

TVアニメ「BAKUMATSU」キャスト陣によるトークイベントが、去る11月10日、東京・渋谷マルイの8階イベントスペースで行われた。コミックナタリーでは2部制のうち、第1部の模様をレポートする。

第1部には桂小五郎役の江口拓也、斎藤一役の多田啓太、晴明役の中島ヨシキが出演。まずはそれぞれのキャラクターに関する話を展開する。強者である桂役の江口は高校時代に空手をしていたものの「殴るのも痛いし殴られるのも痛いから」と早々に辞めたこと、一匹狼な斉藤にかけて多田は最近よく1人で立ち飲み屋に行くことを明かす。中島は演じる晴明が6話放送時点で寝ているか写真で登場するかばかりで声を発していないため、別の「スサノオ兵J」という端役で出演したことを紹介しつつ「声優にとって無口キャラなんて何もメリットがない(笑)」「なんで今日呼ばれたんでしょう(笑)」と戸惑いを隠せない様子だった。

キャラクターの話題では、敵役であるスサノオ十二将に対する出演者の鋭いツッコミが続く。第3話で晴明のふりをして登場した双子の忍者・松尾芭蕉については、「足がムキムキ過ぎる」というユニークな正体のばれ方に言及。6話で登場した武蔵坊弁慶は、山崎烝から千本目の刀をもらい、“オサレ”に倒されるさまが語られ笑いを誘う。さらに3人はスサノオ十二将について「残り9人もいると思うとワクワクする」「どんなキャラクターが登場し、どんなふうにやられるか楽しみ」と期待を寄せた。

参加者から募った「特定のシチュエーションで、彼氏となったキャラクターに言ってほしいセリフ」を読み上げるコーナーで、江口は「自分の力量以上の仕事を任され心が折れている相手に対する励ましのセリフ」を言うことに。桂になりきって「(高杉)晋作の相手より大変なのか、がんばれよ」と投げかけた江口は、「桂はすぐに『晋作』と言いたがる。もう語尾みたいな感じ」とキャラクターの面白ポイントを解説。続けて収録で「晋作」を言いすぎたため、音響監督が「江口君が言っている『晋作』が名前に聞こえなくなってきた」とゲシュタルト崩壊を起こしたエピソードを披露する。

最後の挨拶で、アニメでセリフが多くはない中島と多田は、揃って原案ゲーム「恋愛幕末カレシ~時の彼方で花咲く恋~」のプレイを推薦する。また江口はアニメの楽しみ方として「どれだけツッコミポイントを見つけられるか」を挙げる。これは渡辺正樹監督にも「それで合っている」とお墨付きをもらったもののようで、「今後もツッコミながら楽しんでほしい」と笑顔で語っていた。

(c)FURYU/BAKUMATSU製作委員会