大童澄瞳が月刊!スピリッツ(小学館)にて連載中の「映像研には手を出すな!」と、日本大学藝術学部のコラボ企画が実施。同作の魅力を伝えることを目的に、学生たちによるPV制作コンテストが展開され、このたび優勝作品が決定した。
「映像研には手を出すな!」は、女子高生3人組がアニメ制作に青春をかける物語。コンペ形式で行われた今回のコンテストは、クリエイターを目指す日藝の学生を対象に展開され、今夏に企画内容が発表されると、30名以上の学生により企画コンテが提出された。その中から第1次選考を通過した8組が実際のPV制作に挑み、去る11月3日に開催された「日芸祭2018」では、8本のPVの中から優勝作品が発表。優勝作品を制作したのはデザイン学科2年生の泉智尋氏、大森美菜乃氏で、「以前から映像や広告に興味があり、応募しました。3人の関係性を表す方法として将棋を選択。まさか選考に通ると思わず驚きました。2人でがんばってよかったです」とコメントを寄せた。
また作者の大童は「クオリティがすごく高い作品でした。将棋やアクションの動きをロトスコープという、実写を撮ってからそれを上からなぞりアニメーションに描き下ろすという技法で表現しており、“映像に関わる”作品なんだとマンガの内容を伝えられていました。選んだ手段や技法を高く評価させていいただきました」と評価の理由を述べた。優勝作品はビッグコミックのYouTubeアカウントにて公開されているほか、Web広告としても配信される予定だ。