小西康陽も推薦、川勝徳重の作品集「電話・睡眠・音楽」刊行記念イベントも決定
川勝徳重の単行本「電話・睡眠・音楽」が、本日9月26日にリイド社より発売された。
本書は川勝が、2012年から2018年にかけて発表した短編を集めた作品集。龍になろうと修行した男が哀れな末路を辿る「龍神抄」、赤塚不二夫の満州引き上げ体験をもとにした絵物語「赤塚藤雄の頃」など全14編と、著者による解題が収められている。表題作「電話・睡眠・音楽」は、木造アパートで1人暮らしをしている女性の、ある1日を描いたもの。女性が電話をかけ、風呂に入り、やがて眠りに落ちていく様子や、渋谷のクラブに出かけ、そこで一晩を過ごす姿を丁寧に切り取ることで、彼女の心の内を描出している。帯には音楽家の小西康陽が、「この作品にふさわしい言葉をようやく思い出しました。ヌーヴェル・ヴァーグ。それです」と推薦文を寄せた。一部書店では購入者に特典を用意している。
単行本の刊行を記念したイベントも多数開催。東京・中野のまんだらけ海馬では9月30日に川勝のトークイベントを、京都・誠光社では10月1日より「電話・睡眠・音楽」の複製画展を実施する。10月14日には京都・Deまちにて、バンド・本日休演を招いて「川勝徳重×本日休演 トーク&ライヴ」を開催。サイン会も行われる。いずれも詳細はトーチwebのお知らせページほかにて確認を。
「電話・睡眠・音楽」購入特典
ヴィレッジヴァンガード:初回配本限定ポストカード
HMV&BOOKS SHIBUYA:著者描き下ろし特製ペーパー
誠光社:ポストカードセット
刊行記念イベント
川勝徳重「電話・睡眠・音楽」刊行記念自作解題トークイベント ~二十代劇画資料集成~
日時:2018年9月30日(日)19:45開場、20:00開始(21:30終了予定)
会場:まんだらけ海馬
都市の旋律、時間の肖像。川勝徳重「電話・睡眠・音楽」展
会期:2018年10月1日(月)~10月15日(月)
会場:誠光社
川勝徳重×本日休演 トーク&ライヴ
日時:2018年10月14日(日)18:00~
会場:Deまち