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劇場版「若おかみは小学生!」おっこ役小林星蘭ら、巨大プリンで誕生日をお祝い

劇場版「若おかみは小学生!」公開記念舞台挨拶が、本日9月22日、TOHOシネマズ新宿で開催された。

「若おかみは小学生!」は青い鳥文庫(講談社)の同名児童文学作品を原作にしたアニメで、両親を亡くして祖母の温泉旅館「春の屋」で暮らすことになった小学6年生の女の子・関織子こと“おっこ”が若おかみとして奮闘する様子が描かれる。TVアニメが放送中で、劇場版は昨日9月21日から上映がスタートした。舞台挨拶にはテレビ版から引き続き出演するおっこ役の小林星蘭、秋野真月役の水樹奈々、立売誠役の松田颯水のほか、ゲスト声優となる関咲子役の鈴木杏樹、グローリー・水領役のホラン千秋、主題歌を担当した藤原さくら、原作者の令丈ヒロ子、監督の高坂希太郎が登場した。

原作「若おかみは小学生!」が小学生の頃から大好きだったという小林は、「オーディションに受かったときは本当にうれしくて涙がこぼれた」と思い入れの深さを語る。その小林が演じるおっこのライバル・秋野真月役の水樹は「オーディションで受かったものの『私が小学生役か、大丈夫かな』と思っていたら、現場で(若い)星蘭ちゃんがいて『(私が小学生で)本当に大丈夫かな』と」と初対面時を振り返って会場を笑わせた。そして水樹が「星蘭ちゃんは座長として引っ張ってくれてたくましい」と評すると、声優に初挑戦したホランも「星蘭ちゃんの声が素晴らしくて、劇中ではグローリーが引っ張るのに演技ではおっこに引っ張って助けてもらった。こんなにも私の“いい女”な部分を引き出していただいてありがとうございます」と感謝。小林は「みんなに褒められてどうすればいいのか……」と照れた様子を見せる。

主題歌「また明日」について、藤原は「制作途中だったけど、声が入った状態で本作を観たときにすごく感動した」「つらい過去を背負いながらも前に進むおっこちゃんとみんなを支えられるような曲にしたかった」と制作時の思いを語る。また原作者の令丈は本作について「同じシナリオでノベライズするために何度も観たけど、毎回泣いている」と打ち明ける。そういった激賞を受け、高坂は「描いても描いても終わらなかった」という作業を振り返り「長い戦いだった」と感慨深そうに語った。

舞台挨拶中には、9月23日が鈴木、25日が小林、28日がホランの誕生日ということで、劇中に登場する「春の屋」特製露天風呂プリンを再現した大きなプリンがプレゼントされる。その巨大さに、誕生日を迎えると14歳になる小林は「こんな大きいの……すごい」と戸惑いつつ、一口食べると「私プリン大好きなんですけど、こんなサイズ幸せじゃないですか」と満面の笑みを見せる。さらに3人には高坂から似顔絵色紙がプレゼントされた。

最後は登壇者を代表して小林が挨拶。「初めて観たときは気付かなかったことが見えてくると思うので、ぜひもう1回、2回と観に来てほしい」と訴えていた。

劇場版「若おかみは小学生!」

スタッフ

原作者:令丈ヒロ子
原作イラスト:亜沙美
監督:高坂希太郎
脚本:吉田玲子
美術設定:矢内京子
作画監督:廣田俊輔
美術監督:渡邊洋一
色彩設計:中内照美
CG監督:設楽友久
撮影監督・VFXスーパーバイザー:加藤道哉
編集:瀬山武司
音楽:鈴木慶一
音響監督:三間雅文
音響効果:倉橋静男
音響効果:西佐和子

キャスト

関織子(おっこ):小林星蘭
秋野真月:水樹奈々
ウリ坊(立売誠):松田颯水
関正次(おっこの父):薬丸裕英
関咲子(おっこの母):鈴木杏樹
グローリー・水領:ホラン千秋
神田幸水:設楽統(バナナマン)
木瀬文太:山寺宏一
秋野美陽:遠藤璃菜
鈴鬼:小桜エツコ
関峰子:一龍斎春水
田島エツ子:一龍斎貞友
蓑田康之介(康さん):てらそままさき
神田あかね:小松未可子
関峰子(少女時代):花澤香菜
木瀬翔太:田中誠人
木瀬寅子:折笠富美子 ほか

(c)令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会