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「ドカベン」シリーズ最終巻発売、明訓四天王がスポーツ紙をジャック

水島新司「ドカベン ドリームトーナメント編」最終34巻が、本日9月7日に発売された。

「ドリームトーナメント編」34巻は、1972年から46年の歴史を持つ「ドカベン」シリーズの最終巻。本日発売の各スポーツ新聞には、単行本のカラー全面広告が掲載されている。広告は各紙ごとに異なり、スポーツニッポンは「ありがとう、山田太郎!!」と題した山田太郎バージョン、日刊スポーツは岩鬼正美バージョン、サンケイスポーツおよび道新スポーツは殿馬一人バージョン、スポーツ報知は里中智バージョン、デイリースポーツ、中日スポーツ、東京中日スポーツは山田・岩鬼・殿馬・里中の明訓四天王集合バージョン。またそれぞれの広告の背景は「ドカベン」シリーズ累計205巻の単行本カバーがすべて並んだデザインとなっている。

「ドカベン」は1972年に週刊少年チャンピオン(秋田書店)でスタートした野球マンガ。“ドカベン”こと山田太郎や、岩鬼正美、殿馬一人、里中智らが所属する明訓高校野球部とライバルたちの戦いを描き、アニメ化、実写映画化も果たした。その後は「球道くん」「一球さん」「野球狂の詩」などの水島作品キャラクターが一同に介する「大甲子園」、山田らが実在のプロ野球チームに所属する「プロ野球編」、パ・リーグに2チームが新設される「スーパースターズ編」を経て、2012年からは最終章として実在の12球団と作品オリジナルの4球団を交えた「ドリームトーナメント編」が連載された。

「ドリームトーナメント編」最終34巻では山田らを擁する東京スーパースターズと、中西球道らが所属する京都ウォーリアーズによるトーナメント決勝戦が描かれている。また最終回は週刊少年チャンピオン31号掲載時と同様に、冒頭12ページをカラーで収録し、水島新司による特別寄稿も掲載。また山田太郎の歴史を網羅した年表も収められる。