ALS(筋萎縮性側索硬化症)のチャリティプロジェクト「せりか基金 -宇宙兄弟ALSプロジェクト」がスタートした。
「せりか基金」はALSへの啓発活動、治療薬開発のための資金集めを目的としたチャリティプロジェクト。ALSは手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉が衰え、力がなくなっていき、次第に体が動かせなくなる病気で、未だに治療方法が見つかっていない難病だ。
プロジェクトの名前になっているせりかは、小山宙哉「宇宙兄弟」に登場するキャラクター。父をALSで亡くしたことをきっかけに、ALS治療薬の開発のために宇宙飛行士になった。また、ムッタとヒビトを小さい頃から支えてきた天文学者・シャロンもALSを発症しており、ALSは「宇宙兄弟」のテーマの1つである。また「せりか基金」の公式サイトでは、「宇宙兄弟で分かるALS」と題した、抜粋マンガも掲載されている。
ALSグローバルデーである6月21日に合わせ、公式サイト上でTシャツ、シリコンバンド、ステッカーなどのチャリティグッズを販売。売り上げはALS基金を通じて、ALS治療開発に取り組む研究者への奨励金として寄付される。そのほか「宇宙兄弟」公式サイトやSNSにてALSに関する情報発信、ALS啓発イベントなどが行われる。