映画「BLEACH」公開迎え、福士蒼汰が観客に「ホットに明るく元気になって」
久保帯人原作による実写映画「BLEACH」の公開記念舞台挨拶が、本日7月21日に東京・新宿ピカデリーにて開催された。
イベントには黒崎一護役の福士蒼汰、朽木ルキア役の杉咲花、石田雨竜役の吉沢亮、茶渡泰虎役の小柳友、阿散井恋次役の早乙女太一、朽木白哉役のMIYAVI、黒崎一心役の江口洋介、佐藤信介監督が登壇。キャストたちは客席側のドアからサプライズ登場し、観客とハイタッチしながらステージへと向かう。公開を迎えた本作について、福士は「それぞれのキャラクターがそれぞれのために動いて、戦って、守っているという作品です。いろんな登場人物の目線で楽しんでもらえたら」と観客に声をかける。
杉咲が本作の見どころとして挙げたのは、クランクアップ後に1年以上の歳月を費やし完成させたというCG。特に悪霊・虚(ホロウ)のCGの再現度に言及し、「撮影ではざっくりとした(虚の)顔が描いてあるダンボールみたいな紙に棒が付いたものに目線を合わせていたので(笑)。完成したものを観たら想像以上でした!」と話す。
続く吉沢が「いっぱい見どころあるからなあ」と回答に悩んでいると、小柳から「さっき小さい声で『CG……』って言ってたよね(笑)」と暴露が。吉沢は「俺もCGの話しようと思ってたから」と苦笑しつつ「でも、アクションがすごいですね! 死神の皆さんのアクションがド迫力で。日本映画ではあまり見られない、派手なCGを駆使したアクションが見どころです」と語る。早乙女は「アクションって言おうと思ったのにー!」と悔しがり、「キャラクターそれぞれの心の闘いがいろいろな形で表現されている」と心理描写が優れていることを伝えた。
また小柳は「駅ですかね。前半に出てくる駅は半分ぐらいがCGでできてるんです」とコメント。MIYAVIは「一護とルキアの感情の揺れ動きは、クライマックスの見どころだと思います。兄としてはいかがなものかと思いながら見ていたんですけど(笑)。最終的に、彼と彼女の心の揺れ動きは素晴らしかった」と話す。江口は「やっぱりアクションはすごいですね。それにCGもあれだけ時間がかかっていて。できあがった作品にはいろんなものが詰まってますが、観終わると青春映画みたいな感じがしてグッときます。エンタテインメントとして観やすい映画になっているんじゃないでしょうか」と述べる。
キャスト陣が一通り見どころを語り、最後は監督の番に。佐藤は「まさにこの作品は1つの青春映画だと思います。青春映画ってたくさんあると思うんですけど、死神とか絶対にありえないような人たちとの群像劇はこの映画でしかないと思う」とアピールする。また小柳が触れた駅のシーンにも触れ、「実は虚より駅のほうが制作に時間がかかった。背景は全部CG。そういう、なんでもないような部分にも注目して観ると面白いと思います」と解説した。
最後に福士は「映画『BLEACH』はアクションももちろん素晴らしいですし、青春映画としても観られる作品です」とコメント。「今の日本を元気づける映画になっています。夏、この映画を観てホットに明るく元気になってくれたらうれしいです!」と呼びかけ、イベントは幕を閉じた。
(c)久保帯人/集英社 (c)2018映画「BLEACH」製作委員会