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西島大介、姫乃たま、ばるぼらが岡崎京子「リバーズ・エッジ」語るトークショー

岡崎京子「リバーズ・エッジ」ファンのクリエイターによる寄稿集「エッジ・オブ・リバーズ・エッジ──〈岡崎京子〉を捜す」の発売を記念した「再考〈21世紀の岡崎京子〉ーー『エッジ・オブ・リバーズ・エッジ』刊行記念イベント」が、7月23日に東京・ゲンロンカフェで開催される。

イベントには西島大介、姫乃たま、ばるぼらが出演。当日は3名で「リバーズ・エッジ」を題材にトークを行う。西島は「エッジ・オブ・リバーズ・エッジ」に短編マンガ「岡崎京子を探せ▽ DOUBLE KNOCKOUT 2049」(▽はハートマーク)を寄稿しており、同作を素材に制作した映像をYouTubeで公開中。またDJまほうつかいのSoundCloudアカウントでも、イベントに合わせてリリースした自作曲「キョウコオカザキ」を配信している。

西島大介コメント

岡崎京子さんは僕の憧れの漫画家です。僕の作風に岡崎さんからの影響は見出しにくいだろうと思いますが、僕の中では強い共通項があり、それは「場合によっては作品が読者を否定しうる」ということです。

2018年において「岡崎京子」的な価値観は消えて久しいと感じています。事故による沈黙も必然かと感じそうになるくらい(そんなことは絶対にないけど!)快適なサービスに満ち、小さな悪意が別の悪意によって叩き潰されてしまうようなこの世界は、退屈を超えて「地獄」だなと思います。岡崎さんが想定したであろう「戦場」とはまた別の形の。

と同時に、映画『ヘルタースケルター』『リバーズ・エッジ』そして『チワワちゃん』と、岡崎京子さんは常に新しい世代に発見され続けています。僕が短編を寄稿した『エッジ・オブ・リバーズ・エッジ』の刊行もまたそうでしょう。そう考えると、僕個人の絶望とは別に、この21世紀に岡崎京子さんがある意味も確かに存在しそうです。

岡崎京子を探せ▽

姫乃たまコメント

1963年、岡崎京子さんは下北沢の理髪店に生まれました。
それから30年が経った1993年、下北沢の酒屋に私は生まれました。
同じ町で彼女が見てきたことをいま、追いかけたいです