望月三起也の単行本「ワイルド7 1970-71 コンクリート・ゲリラ [生原稿ver.]」が、7月に復刊ドットコムより刊行される。
昨年4月に肺腺がんのため死去した望月。追悼記念としてリリースされる同書は、同じく復刊ドットコムより刊行された「ワイルド7 イラストレーションズ」「ワイルド7 1969 野性の7人 [生原稿ver.]」が好評を博し、発売に至った。1970年から71年にかけて、週刊少年キング(少年画報社)に掲載された「コンクリート・ゲリラ」編には、のちに「ワイルド7」の紅一点として活躍する本間ユキが初登場。日本の内乱を目論む強力なゲリラ組織と、それを狩るゲリラハンターの美女・ユキ、ワイルド7による三つ巴の戦いが展開される。
“生原稿バージョン”となる同書は、スミやベタの濃淡、鉛筆の描き込み、ホワイトでの修正跡、写植文字の貼り跡など、当時の原稿をそのままに印刷。また連載時のカラーページが再現されるほか、扉絵のギャラリーや図説も収録される。単行本は雑誌サイズのB5判で、512ページの大ボリュームにより出版。なお復刊ドットコムにて同書を購入した人には、先着で望月のサインがプリントされたオリジナルのカラーイラストカードがプレゼントされる。
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