松本零士原作によるドラマ「銀河鉄道999 40周年記念生ドラマ『銀河鉄道 999 Galaxy Live Drama』」の放送直前会見が、本日6月18日に東京・スカパー東京メディアセンターにて開催された。
イベントには生放送で行われる同ドラマの本番を、数時間後に控えるキャスト陣が集結。メーテル役の栗山千明、星野鉄郎役の前田旺志郎、クイーン・エメラルダス役の凰稀かなめ、機械伯爵役の染谷俊之、大山トチロー役の橋本じゅん、アンタレス役の宇梶剛士が、それぞれ役柄の衣装で登壇する。栗山は「生ドラマは初めての経験なので緊張してます。ご飯も喉を通らないくらいですが、なるべく皆さんに助けてもらいながら生放送を無事に終えられれば」と挨拶。前田は「生ドラマはもちろん初めてなんですけど、舞台自体も経験がなくて。(共演者に)舞台をされている方が多いので、皆さんに助けてもらいながら僕もがんばっていきたい」と意気込む。また栗山はエメラルダスの名前を噛んでしまった司会を見て、「それ、セリフでも噛んでしまうんですよ!(笑)」と明かした。
ここで原作者の松本が登場し、ドラマ化について「自分が夢見てた世界なのでうれしいです」とコメント。「『銀河鉄道999』は、自分自身が999号に乗って旅してるような気持ちで描いてたんです。僕は北九州の小倉から片道切符だけを持って、仕事のために上京して。だから鉄郎が宇宙に旅立つときに『死んでも帰らん』という台詞は、自分自身の心境を描いたものなんです。マンガという世界のレール上を旅してるという心境でした」と述べる。初対面となるメーテル姿の栗山について聞かれると「美しい方で。非常に楽しいです」と笑顔になり、栗山も「先生にそう言っていただけて安心しました」と返した。
ここからキャスト陣は順に好きなシーンを挙げていくことに。前田は鉄郎が初めて見る宇宙の景色を窓からのぞくシーン、染谷は鉄郎が時間城に乗り込み、機械伯爵と相対する一連のくだりが好きだと答える。橋本はキャラクターが続々と登場することで、宇宙の広がりを感じて鳥肌が立つと回答した。
イベントでは「『銀河鉄道999』の新しい物語を作る気持ちは?」という質問に、松本が「今、描き始めておりますので」と答えて一同を驚かせる一幕も。「ブラックホールトンネルに入ったところまで。それが時空を超えてどういう世界にいくのか。過去か未来か、というところまで描いています」と明かす。さらに完成時期について「くたばる前に、きちんと描く予定でございます。(完成させると)人生が終わりそうだから、まだ描きたくないんです(笑)」とジョークを交えて述べた。
最後に栗山が「数時間後にはドラマが始まってると思うと、もう腹を括るしかないなと思います。楽しみにしていてください」とメッセージを送る。前田は「鉄郎のように、やろうかどうか迷ってることがある方はたくさんいると思うんですけど、後先考えずにやってみる、まず一歩踏み出してみると、その真剣な思いに手を差し出してくれる人はいっぱいいる、というメッセージを伝えられたら」と述べ、イベントを締めくくった。
「銀河鉄道999 40周年記念生ドラマ『銀河鉄道999 Galaxy Live Drama』」は、本日6月18日20時からBSスカパー!にて生放送。60分の「生ドラマ」と、30分のアフタートークで構成される。
銀河鉄道999 40周年記念生ドラマ「銀河鉄道 999 Galaxy Live Drama」
放送日時:2018年6月18日(月)20:00~21:30 生放送
チャンネル:BSスカパー!(BS241/プレミアムサービス579)
原作:松本零士「銀河鉄道999」
キャスト
メーテル:栗山千明
星野鉄郎:前田旺志郎
クイーン・エメラルダス:凰稀かなめ
機械伯爵:染谷俊之
大山トチロー:橋本じゅん
アンタレス:宇梶剛士
アフタートーク出演:中川晃教(MC)ほかシークレットゲストあり
(c)松本零士・東映アニメーション/スカパー!
(c)松本零士・東映アニメーション