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木原敏江「白妖の娘」がボニータに移籍、ホラー小説「夜市」マンガ版も開幕

木原敏江「白妖の娘」が、プリンセスGOLDから月刊ミステリーボニータ(ともに秋田書店)に移籍。本日6月6日発売の7月号より連載を開始した。

「白妖の娘」は平安時代を舞台に、うねる藻のような黒髪を持つ少女・十鴇(ととき)と、役人の葛城直(かつらぎあたえ)の数奇な運命を描く物語。宮廷貴族の横暴により父と姉を失った十鴇は、いくつもの国を滅ぼした邪妖・白妖を復活させ、その力を借りて貴族への復讐を誓う。かつて白妖を封印した伝説の行者・常木の子孫である直は、十鴇を元に戻そうとするが……。単行本は3巻まで発売中で、今号にはこれまでのあらすじとキャラクター紹介も掲載された。

また恒川光太郎原作による奈々巻かなこの新連載「夜市」もスタート。本作は第12回日本ホラー小説大賞を受賞した小説のコミカライズ作品だ。大学生のいずみは高校で同級生だったミステリアスな青年・裕司から、どんなものでも売っているという夜市に誘われる。裕司いわく、夜市が開かれることはコウモリから聞いたという。一旦は呆れて帰ろうとするいずみだったが、夜市は本当に開かれており……。

そのほか今号では紫堂恭子「テラ・インコグニタ」、高階良子「妖しの森の幻夜館」が完結。「テラ・インコグニタ」最終5巻は8月17日に、「妖しの森の幻夜館」最終3巻は8月にそれぞれ発売される。