「極道めし」連続ドラマ化、「天国にいる土山先生に素敵な作品を届けられるよう」

「極道めし」1巻

土山しげる「極道めし」の連続ドラマ化が発表された。7月14日より、BSジャパンにて放送される。

「極道めし」は刑務所に収監されている受刑者たちが、「自分が経験した美味しいもの」を熱く語るヒューマンコメディ。漫画アクション(双葉社)で連載され、2011年には実写映画化された。単行本は全10巻が発売されている。

ドラマでは204号室の新人・原一平役を福士誠治が担当。同204号室の囚人役として、今野浩喜(キングオブコメディ)、徳井優、柳沢慎吾、小沢仁志が出演する。福士は「観た方々がそのご飯を!いや、メシを食べたくなるような作品になれば」と意気込みを語り、「原作の『極道めし』の魂を引き継いで、今は天国にいる土山先生に素敵な作品を届けられるように精進します」とコメント。プロデューサーの森田氏は、「出版社の担当の方から土山さんにこの作品のドラマ化のお願いを伝えていただいたところ、病床で大変喜ばれ期待しているとおっしゃったそうです」と土山の言葉を伝えた。

福士誠治(原一平役)コメント

原一平役を演らせていただきます、福士誠治です。
土山しげる先生の漫画「極道めし」のドラマ化に参加できることをとても幸せに感じます。
刑務所の中での飯の話。
キャスト、スタッフのみなさんと共に熱量のある作品作りをしていきたいです。
観た方々がそのご飯を!いや、メシを食べたくなるような作品になればいいなぁ。
と思いますので楽しみにしていてください。
僕も原一平役を精一杯楽しんで演じたいと思います。
14 年ぶりの現代ドラマ主演を楽しみにしています。
原作の「極道めし」の魂を引き継いで、今は天国にいる土山先生に素敵な作品を届けられるように精進します。
改めて心よりご冥福をお祈り申し上げます。

プロデューサー・森田昇(BS ジャパン 制作局)コメント

10月に始まった連続ドラマJは、人情あふれるギャグや命を問うシリアスなストーリーや謎の女が主人公の物語など様々なジャンルのドラマに挑戦してきました。そして今クールはグルメドラマです。
しかし、ただ美味しいものが登場するドラマではなく、日本人のDNAに刻まれた誰にも共通する“旨さ”を引き出すドラマチックなエンターテインメントです。
それは純粋に旨そうな食べ物に紐づいた誰にでもある思い出など、ノスタルジック感溢れるストーリーで見せるドラマです。
そんな囚人たちの繰り広げる旨いめし語りバトルに、見る人は思わず「ごくり」となります。そして「食べたいな」だけでなく「懐かしいな…」など思い出が呼び起こされるストーリーです。是非、腹をすかして見てください。いえ、満腹で見ても食べたくなること必至です。そして心にグっときます。
5月24日に原作者の土山しげるさんが逝去されました。出版社の担当の方から土山さんにこの作品のドラマ化のお願いを伝えていただいたところ、病床で大変喜ばれ期待しているとおっしゃったそうです。
土山さんの期待に応えられるよう最高の作品を作っていこうと思います。

連続ドラマJ「極道めし」

放送情報

BSジャパン:2018年7月14日(土)21:00~ 放送開始

スタッフ

原作:土山しげる「極道めし」(双葉社 漫画アクション連載/アクションコミックス)協力/大西祥平
脚本:福原充則ほか
監督:白川士ほか
プロデューサー:森田昇(BSジャパン)
制作:BSジャパン/ザ・ワークス
製作・著作:「極道めし」製作委員会

キャスト

原一平:福士誠治
小津弘:今野浩喜
八戸伍三郎:徳井優
坂井直次:柳沢慎吾
荒木健作:小沢仁志
ほか

(c)「極道めし」製作委員会 (c)土山しげる/双葉社