「LOST SONG」森田と純平監督、8話まで視聴続けたファンを“勝ち組”認定
テレビアニメ「LOST SONG」のイベント「LOST SONG ~間奏曲~」が、去る5月27日に東京・丸の内ピカデリー1で開催された。
イベントは1話、4~8話までの振り返り上映と、メインキャストらによるトークショーで構成。後者ではリン役の鈴木このみ、フィーニス役の田村ゆかり、ヘンリー・レオボルト役の山下誠一郎、ルード・ベルンシュタイン4世役の鈴木裕斗、森田と純平監督が、7、8話で大きな転機を迎えたばかりの本作についてトークを繰り広げた。
物語の行く末をキャスト陣にも明かさずアフレコしたという本作。その収録について、フィーニスの恋人・ヘンリーを演じる山下が、場面によって演技の方向性に関する指示が変わったことを語る。それを山下は疑問に演じていたが、7、8話で大きな仕掛けが明かされたあとは、ヘンリーの演技に一層気を使うようになったという。
その山下から問われ、森田と監督はメインスタッフが事前に物語の仕掛けを知っていたと首肯する。そして、そういったスタッフからも急展開を7話まで引っ張る展開が遅いのではと指摘されたことを認めつつ、序盤で視聴を止めずに最新話まで観続けた視聴者を“勝ち組”と称賛した。
イベントの中盤では、6話収録後にメインキャストから取ったというアンケートをもとにトークを展開。「ルード王子の歌」という話題では、森田と監督から無茶振りされた鈴木裕斗が、戸惑いながらも即興で作った歌を披露し拍手を浴びる。また山下と鈴木が、オーディションでどちらもヘンリー役とルード役を受けたという話から転じ、森田と監督はメルとコルテという2役を茅野愛衣に託した理由を明かす。ただでさえ死ぬ際の演技は大変な上に、メルは1話で視聴者に思い入れがない状態で死亡する。そのシーンに説得力を持たせるため、森田と監督は茅野の演技力を見込んでオファーしたと語った。また会場のファンからの「好きな劇中歌は?」という質問には、鈴木このみが回答。同じ曲を違ったアレンジで、異なる感情で歌えるのが楽しいという理由から「癒しの歌」を挙げていた。
最後の挨拶で、田村はとても共感できるセリフがあるという12話に言及し、森田と監督もまだ解明されていない謎の存在を語る。視聴者の期待をさらに煽り、イベントは終了した。
なお6月3日には、東京・新宿マルイアネックス6階のイベントスペースにオープンしている期間限定ショップにて鈴木このみと森田と純平監督のトークショーを実施。同日、東京・阿佐ヶ谷ロフトで森田と純平監督、音楽担当の白戸佑輔、ポニー・グッドライト役のたかはし智秋、アリュー・ルックス役の瀬戸麻沙美らが出演するイベント「LOFT SONG」も開催される。
「LOST SONG」トークショー
日時:2018年6月3日(日)13:00~13:30(予定)
場所:東京・新宿マルイアネックス6階
出演者:森田と純平、鈴木このみ
「LOFT SONG」in 阿佐ヶ谷ロフト
日時:2018年6月3日(日)19:00開場、20:00開演
場所:東京・阿佐ヶ谷ロフト
出演者:森田と純平、白戸佑輔、たかはし智秋、瀬戸麻沙美、くろねこ、火将ロシエル
(c)MAGES./LOST SONG製作委員