「アオイホノオ」17巻にあだち充ら“被害者の会”完全版、羽海野チカは支援
島本和彦「アオイホノオ」17巻が本日5月12日に発売。通常版に加え、「被害者の会小冊子付特別版」が用意されている。
「被害者の会小冊子付特別版」は「アオイホノオ」の連載100回を記念し、ゲッサン2月号(小学館)に掲載された企画を完全収録したもの。あだち充や高橋留美子、藤田和日郎らこれまで島本の暴言に振り回されてきた作家陣が集結し、島本への“暴言”となるイラストやコメントを寄稿している。加えて小冊子には羽海野チカ、日本橋ヨヲコ、眉月じゅんら「支援者の会」による描き下ろしイラストも収められた。
なお17巻では主人公の焔燃が、カラー原稿の描き方を教わるべく新谷かおるのもとへ訪問。単行本の裏表紙には、1982年当時、新谷が島本に贈ったサイン本が掲載されている。
さらに本日発売のゲッサン6月号には、高橋留美子の単行本が全世界累計発行部数2億冊を突破したことを記念し、島本が執筆したイラストを掲載。3月に発売された週刊少年サンデーでは29名の作家による記念イラスト企画が展開されていたが、島本に依頼は来なかったとのこと。
また島本本人が編集を担当している電子書籍「島本和彦 漫画全集」シリーズより、「ワンダービット」「仮面ボクサー」が目下配信中だ。