森見登美彦原作によるアニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」の主題歌が、宇多田ヒカル「Good Night」に決定した。
このほど公開された90秒の予告映像では、宇多田自身が原作を読み書き下ろしたという楽曲「Good Night」の音源を初解禁。宇多田がアニメーション映画の主題歌を担当するのは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の「桜流し」以来、約6年ぶりとなる。またアオヤマ君役の北香那、お姉さん役の蒼井優、石田祐康監督から、主題歌へのコメントも寄せられた。
「ペンギン・ハイウェイ」は少し生意気な小学4年生のアオヤマ君と、彼の初恋相手でミステリアスな歯科助手のお姉さんが織りなすひと夏の青春ファンタジー。自身が住む街にペンギンが出現するという、謎の出来事を調査すべく研究を始めたアオヤマ君の成長が描かれる。アニメーション制作は「陽なたのアオシグレ」「台風のノルダ」のスタジオコロリドが担当。映画は8月17日より全国公開される。
北香那(アオヤマ君役)コメント
『Good Night』というタイトルにまさにぴったりな、優しくてゆらゆらと気持ちよく眠りについてしまいそうなメロディー、それと対照的な歌詞の力強さが、凄く印象的でした。聞けば聴くほど心地の良い歌声にも、何度も鳥肌が立ちました。歌詞の中に、どこかアオヤマくんを連想させるような部分も出てくるので、映画とのコラボレーションに今からワクワクしています。
蒼井優(お姉さん役)コメント
最初の「愉しげに埃が舞う」という、軽やかで優しいフレーズに一気に引き込まれ、聞き進めると、幼少期の愛おしい時間の匂いがし始め、胸がぎゅっとなりました。
ノスタルジックだけど、明日に繋がって行く歌です。早くこの歌を皆さんと共有したいです。
私は今、宇多田ヒカルさんに感激しています。
石田祐康監督コメント
この曲には空間があります。それも、実家の陽に照らされて埃舞う小さな部屋の片隅から、宇宙的な遠い彼方にまで至るとても広いレンジを持って。それは「ペンギン・ハイウェイ」が持つ日常とSF、親近感とロマンが同居する姿と重なって聴こえるんです。
広大な空間に宇多田さんの歌声は波となってどこまでも響き渡ります。その温かさと力強さ。この作品のために見事に歌い上げていただき、本当にありがとうございました!
「ペンギン・ハイウェイ」
2018年8月17日全国ロードショー
スタッフ
原作:森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」(角川文庫刊)
監督:石田祐康
キャラクターデザイン:新井陽次郎
脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
音楽:阿部海太郎
制作:スタジオコロリド
キャスト
アオヤマ君:北香那
お姉さん:蒼井優
(c)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会