第42回講談社漫画賞の受賞作が発表された。少年部門を板垣巴留「BEASTARS」、少女部門を沖田×華「透明なゆりかご」、一般部門をおざわゆき「傘寿まり子」と草水敏原作による恵三朗「フラジャイル」が、それぞれ受賞した。
「BEASTARS」は、二足歩行の肉食動物と草食動物が共生する世界を舞台とした“動物版ヒューマンドラマ”。週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて連載中で、マンガ大賞2018の大賞を受賞したほか、第22回手塚治虫文化賞の新生賞も獲得している。
またハツキス(講談社)にて連載中の「透明なゆりかご」は、沖田が見習い看護師として産婦人科医院で働いた実体験を基に描かれる物語。7月よりNHK総合にてテレビドラマ化されることも決まっている。
「傘寿まり子」は、80歳の小説家・まり子を描く物語で、BE・LOVE(講談社)にて連載中。そして「フラジャイル」は、患者の血液や排泄物、細胞、体液などを分析し、そのデータをもとに病気を診断する病理医・岸京一郎を描く医療もの。月刊アフタヌーン(講談社)にて連載中で、2016年に長瀬智也(TOKIO)主演でテレビドラマ化された。
選考委員は赤松健、うえやまとち、大暮維人、加瀬あつし、小林深雪、森高夕次、大和和紀の7名。受賞者には賞状とブロンズ像、および賞金100万円が贈られる。