「ルパン三世 PART5」脚本家7名を追加発表、それぞれが“一番好きなルパン”描く
アニメ「ルパン三世 PART5」の追加スタッフとして、脚本家7名の参加が発表された。
シリーズ構成・脚本としてクレジットされる大河内一楼のほかに脚本を担当したのは、本作で副監督を務める酒向大輔、「BEATLESS」「恋姫†無双」「ブレンド・S」などのシリーズ構成を務めた雑破業、「ファイナルファンタジー」シリーズや「キングダム ハーツ」シリーズ、「ヘラクレスの栄光」シリーズなどのシナリオを担当したゲームクリエイター・野島一成。さらに書籍「福家警部補」シリーズや「警視庁いきもの係」シリーズを執筆し、劇場アニメ「名探偵コナン から紅の恋歌」の脚本も手がけた大倉崇裕、「七つの大罪 聖戦の予兆」「アイドルマスターSideM」「BanG Dream!」などのシリーズ構成を務め、脚本家・作家としても活躍する綾奈ゆにこ、「キノの旅 the Beautiful World」「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」などを手がける小説家・時雨沢恵一、舞台「弱虫ペダル」シリーズほか、劇団惑星ピスタチオ作品の脚本・演出を手がける劇作家兼折り紙作家・西田シャトナーという、さまざまなジャンルで活躍する顔触れが揃った。
大河内はコメントで、「今回のPART5は、基本的にこれまでの『ルパン三世』を通過してきた存在」だと語り、「(大人の男の落ち着きと余裕を持ったPART5の)ルパンだけでは、『ルパン三世』最大の魅力である“バラエティ”を描きづらい。そこで、今回のPART5では、連続話という新しい語り口を用意しつつ、従来の一話完結話数を挟んでいきたいと考えました」と依頼動機を説明。「一話完結話では、僕ら作り手も、自分の一番好きなルパンをそれぞれ書いてみました。50年続く『ルパン三世』のバラエティを、楽しんでいただけると幸いです」と視聴者にメッセージを送っている。
「ルパン三世 PART5」は日本テレビの「AnichU」枠ほかにて放送中。現代フランスを舞台に、闇のサイト“マルコポーロ”とルパンたちの戦いを描く。
大河内一楼コメント
脚本・構成を担当した大河内です。
第一話の冒頭を見ていただければ分かるのですが、今回のPART5は、基本的にこれまでの「ルパン三世」を通過してきた存在と考えています。ルパンには、若くて凶暴だった時代もあり、ハデでバブリーだった頃もある。そして今、PART5のルパンは、それらの時代を経て、大人の男の落ち着きと余裕を持っています。とはいえ、そのルパンだけでは、「ルパン三世」最大の魅力である“バラエティ”を描きづらい。そこで、今回のPART5では、連続話という新しい語り口を用意しつつ、従来の一話完結話数を挟んでいきたいと考えました。みなさんが初めて出会ったルパンは何色のジャケットを着ていましたか? 一番お好きな色は何ですか? 一話完結話では、僕ら作り手も、自分の一番好きなルパンをそれぞれ書いてみました。50年続く「ルパン三世」のバラエティを、楽しんでいただけると幸いです。
それと、劇中に過去作品のオマージュが出てきますが(みなさん、いくつ気づかれましたか?)、実はこれ脚本ではありません。ルパンを好きな現場スタッフたちの遊びの部分です。
自分でも驚くような細かいガジェットが拾われていたりして、映像ができあがるたびに、スタッフのルパン愛に感心しています。ジャケットの色にあわせて絵柄も変えてあるそうです。しかも当時のスタッフが実際にやっていたりもして……まさに本物!プロの遊びって、本当にすごいです。ストーリーを知っている自分も、放映を見るのが毎週楽しみなのです。
アニメ「ルパン三世 PART5」
放送情報
日本テレビ:毎週火曜23:54より放送中
配信情報
Huluほかにて配信
スタッフ
原作:モンキー・パンチ
監督:矢野雄一郎
シリーズ構成:大河内一楼
キャラクターデザイン:横堀久雄
音楽:大野雄二
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
製作・著作:ルパン三世PART5製作委員会
原作:モンキー・パンチ (c)TMS・NTV