片渕須直が高畑勲を語る、「火垂るの墓」と「この世界の片隅に」の共通点も
本日5月7日から10日までの4日間、片渕須直がTOKYO FMのラジオ番組「未来授業」にゲスト出演する。
月曜から木曜までの19時52分よりオンエアされる「未来授業」は、さまざまなジャンルの知識人を講師に迎え、“未来の日本人たちへ”授業を行う番組。片渕は4月に死去したアニメーション監督・高畑勲についてトークを繰り広げる。
1982年に公開された、高畑の自主制作作品「セロ弾きのゴーシュ」の上映を手伝ったという片渕は、その後も「リトル・ニモ」のアニメーション映画で高畑の演出助手を務めた。番組内でも「高畑監督の基準はすごく高いところにあり、大変厳しい方。絵本作家やほかのアニメーション作品を引き合いに出しながら、自身の考えをまとめていく。愛情のある厳しさですね」「戦後、商業的にアニメーションを大きく広げていこう、という状況の中で、高畑監督はもっと普遍的なテーマを持ったアニメーションができるのでは?と探っていました」と思い出を語る。さらに「火垂るの墓」についても言及し、自身の代表作の1つ「この世界の片隅に」と共通する“戦争を描くということ”に対する考えを明かした。
「未来授業」片渕須直出演回
放送局:TOKYO FM
放送スケジュール:2018年5月7日(月)~10日(木)19:52~20:00