「マンガの線――その描線から読み解けるもの」と題した特集が、本日5月7日発売のデザイン誌・月刊MdN6月号(エムディエヌコーポレーション)で組まれた。
「描線を読み解くことで、その作家の本質に触れることができるのではないか」と、本特集ではマンガ家が生み出す線の魅力に焦点を当てる。表紙は「海獣の子供」などで知られる五十嵐大介が手がけており、イラストの制作を振り返りながら自身の「マンガの線」について語ってもらうインタビュー記事も掲載。そのほか「ニュクスの角灯」の高浜寛、「空挺ドラゴンズ」の桑原太矩、「映像研には手を出すな!」の大童澄瞳にも取材を行っている。
また「描線に惹かれるマンガ」をテーマに、10名のマンガ家がオススメ作品を挙げるマンガガイドにはおかざき真里、今日マチ子、清水栄一×下口智裕、白浜鴎、スケラッコ、高野ひと深、だろめおん、西尾雄太、森泉岳土、米代恭が参加した。マンガを描くツールの紹介記事も用意され、「デジタルツール 基本解説」には青木俊直が登場。また筆で描かれた長編アニメ「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」のセバスチャン・ローデンバック監督へのインタビューも収められた。