「デジモン tri.」完結で細谷佳正らファンに感謝、新プロジェクトも始動
「デジモンアドベンチャー tri. 第6章『ぼくらの未来』」の初日舞台挨拶が、本日5月5日に東京・新宿バルト9にて開催。石田ヤマト役の細谷佳正、ガブモン役の山口眞弓、武之内空役の三森すずこ、泉光子郎役の田村睦心、太刀川ミミ役の吉田仁美、城戸丈役の池田純矢、望月芽心役の荒川美穂が登壇した。
同作をもって完結を迎えた「デジモンアドベンチャー tri.」シリーズ。初日を迎え、細谷は「うれしいです」と率直な思いを語る。同作について「“選ばれし子どもたち”が、最終的に自分たちで選択していく。今まで大事にしていたものさえも犠牲にしていかなきゃいけないというシビアな内容だったと思う」と物語の核に触れながら、「でもそこが『デジモンアドベンチャー』っぽい。子供向けアニメで終わらず、現実的なメッセージを提示していて幅広い年齢層のファンを持っている理由がわかる。第6章は映画然としていました」と印象を語った。
三森は「午前中に家で完成したものを観てきたんですけど、涙を流してしまって。これを劇場で大きい音と画面で皆さんに観ていただけたら、きっと感動してくれるに違いない!と思いました」とコメント。荒川は「選ばれし子どもたちの日……子供の日に公開っていうのがいいなと思いました」と笑顔を見せつつも、「胸に穴が開いてしまった感覚です。すみません、しんみりしちゃって」と心境を吐露する。一方で田村は「第1章から進むにつれてシリアスになってきて、どう終わるんだろうと……。個人的には納得できました!」と晴れやかに述べた。
注目してほしいシーンを問われた山口は、細谷を横目に「自分たちのシーンがとてもよかったんですけど」と堂々と回答。細谷と山口が得意げに腕を叩くジェスチャーをする隣で、三森は「おふたりのシーンで絶対泣くんですよ。何回観てもじわじわ来ますね。すごい……ああ人生!って思いました」としみじみ語った。
吉田は「正直寂しいなという気持ちのほうが今は大きいけど、何やら新プロジェクトがね!」と、同作のエンドロールにて公開された情報に触れる。池田は「噂では僕が主役っていう。今から温めとこうかな」とジョークを飛ばしてツッコミを受けながらも、「映画館で6本もシリーズを通して観ることってなかなかない。でもこうしてたくさんの方々に観ていただけてうれしい」と感謝の思いを口にした。細谷も「皆さんの応援があったからこそ、こうして走り続けて来れたと思っています」とファンへ感謝を述べながら、「『tri.』はここで終わってしまいますが『デジモンアドベンチャー』は続いていきますので応援お願いします!」と観客に語りかけた。
「デジモンアドベンチャー tri. 第6章『ぼくらの未来』」は、本日5月5日より3週間限定で上映。
(c)本郷あきよし・東映アニメーション