バッドボーイズ佐田の暴走族時代を綴った自伝「デメキン」が映画化
お笑い芸人・佐田正樹(バッドボーイズ)による自伝小説「デメキン」の実写映画化が決定した。
「デメキン」は佐田が芸人になる前の不良時代について書かれたもの。幼少期に二重まぶたが原因で“デメキン”と呼ばれいじめられていた男が、福岡最大勢力の暴走族総長へと上り詰めていく様が綴られている。小説版は2009年に発売され、同年にゆうはじめが描くコミカライズがヤングチャンピオン(秋田書店)にて始動。マンガ版の累計発行部数は170万部を突破しており、最新17巻は5月19日に発売される。
映画の主演は、本作が長編映画の単独初主演となる健太郎。メガホンは「猫侍」の山口義高が取り、脚本は「百円の恋」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳が手がける。撮影にも立ち会ったという佐田は「現場にいると10代の頃の自分に戻れました。役者の皆さんがあの頃の僕の青春を本気で演じてくれました。自然と涙がこぼれるシーンもありました」とコメントしている。映画「デメキン」は今冬に全国ロードショー。
健太郎コメント
長編映画では初めて主演をやらせて頂いた「デメキン」に対する想いはとても大きいです。とにかく作品や自分が演じる佐田正樹を誰にも負けないくらい愛した、「デメキン」以外のことは考えられない撮影期間でした。本人しか分からない感情があると思うので、当時の事や、その時どんな気持ちだったかなど、佐田さんがいらっしゃるときにはたくさんお話を聞かせていただきました。佐田さんは、当時の事をとにかく楽しそうに話してくださったので、本当に楽しんで中学高校時代を生きていたんだろうなと感じました。「佐田正樹」を演じることのテーマとして、“楽しむ”ことを意識しながら取り組もうと決め、佐田さんが当時感じていた楽しさを体験することができました。かけがえのないスタッフ、キャストのみんなと出会えたことも大きく、大切で、大好きな作品です!! 関わったすべての人のパワーと愛が詰まった作品を、ぜひ、多くの方に観て頂きたいです!
山口義高コメント
極寒の中、熱く爽やかな撮影だった。佐田正樹が生きた炎のような青春。それが時代を越えて受け継がれ、健太郎は風を焦がし狂気的なまでに輝いた。彼を筆頭に最高のキャストたちが、心臓をむき出しにして演じ合い、火花を散らし、そして映画「デメキン」となった。己の魂を燃やせば、人生は変えることができる。戦いが人を優しくする。これは明日、拳を握って立ち向かっていく皆さんの映画です。
佐田正樹コメント
撮影現場にいると十代の頃の自分に戻れました。役者のみなさんがあの頃の僕の青春を本気で演じてくれました。自然と涙がこぼれるシーンもありました。十代の友情、今も続く友情。本気でぶつかりあったから今がある。バカで不器用な熱い男達の物語。是非劇場でご覧ください。
(c)よしもとクリエイティブ・エージェンシー/ワニブックス/秋田書店・ゆうはじめ (c)2017 映画『デメキン』製作委員会