舞台「笑う吸血鬼」東京公演が幕開け、大原海輝や飛鳥凛らの意気込みの声到着
丸尾末広原作による舞台「怪奇幻想歌劇『笑う吸血鬼』」が、去る4月19日に東京・全労済ホール / スペース・ゼロにて開幕した。
昨年12月に大阪・大阪ビジネスパーク円形ホールにて上演された本作。謎の女・駱駝女(らくだおんな)からの血を受けて吸血鬼となった、14歳の美少年・毛利耿之助の憂鬱と悲しみを描くホラーで、劇団鹿殺しの丸尾丸一郎が脚本を、悪い芝居の山崎彬が演出を務めている。なお公演は4月22日まで。
開幕に際し、毛利耿之助役の大原海輝、宮脇留奈役の飛鳥凛、橘マコト役のゆうたろう、辺見外男役の千綿勇平、駱駝女役の柄谷吾史から意気込みのメッセージが到着。柄谷は「舞台は総合芸術なんだと改めて感じる舞台です。何一つ欠けても成り立たないのです。そんな舞台、怪奇幻想歌劇『笑う吸血鬼』をぜひご覧ください」と語り、大阪公演の高本学から役を引き継いだ千綿は「外男を大阪公演から引き継ぎ、ただなぞるだけでなく、僕が入ったことで新しい外男としていい変化をもたらせるように努力してまいりました。『笑う吸血鬼』、この世界観を多くの人に感じて、浸ってもらいたいです!」と述べる。
ゆうたろうは「お芝居はもちろん、歌、ダンス、殺陣と盛りだくさんでこの作品の世界観にのめり込める舞台になっているので、できるだけまばたきしないでご観劇いただきたいです!」とコメント。飛鳥は「大阪でたくさんのパワーを吸い込んだ作品……東京公演を迎えるにあたり新たなキャストも加わり、同じ作品とは思えない空気感になりました。泣いても笑っても最後! 全力で皆様にお届けします」と話す。
大原からは、「毛利耿之助として、今の僕にできるすべてを注ぎます。『笑う吸血鬼』こそが今の僕にとっての今のハライソです。生きていて、考えていてもなかなか言えないことって多いって思います。その中でも僕はどんなことがあっても美しく生きたいと思っています。それが誰かにとっての醜さでも。卑しさでも構わない。誰かにとっての最高と最悪で、ありたい。そして皆さんにとっての渇望とハライソを願って」と語られた。
怪奇幻想歌劇「笑う吸血鬼」東京公演
期間:2018年4月19日(木)~22日(日)
会場:全労済ホール / スペース・ゼロ
スタッフ
原作:丸尾末広「笑う吸血鬼」(ビームコミックス / KADOKAWA)
脚本:丸尾丸一郎
演出:山崎彬
音楽:岡田太郎
振付:MAMORU
キャスト
毛利耿之助:大原海輝
宮脇留奈:飛鳥凛
橘マコト:ゆうたろう
辺見外男:千綿勇平
駱駝女:柄谷吾史
橘和子:幸田尚子
沼夫人:野村麻衣
バヤカン:森田真和
中山知美:中西柚貴
永田悟:池田謙信
近藤哲也:浅野康之
カン:近藤茶
町田尚規、新津昭江、増本優子
(c)丸尾末広 (c)怪奇幻想歌劇「笑う吸血鬼」製作委員会