うつろあきこの単行本「かわいいきのこ」が、イースト・プレスより刊行された。
「かわいいきのこ」は、きのこ好きの作者がその楽しみ方を伝えるエッセイ。食材としてよりも外見や生態についてを掘り下げており、赤くて真っ赤なタマゴタケを山荘近くで見つけたことが興味のきっかけとして物語は始まる。昨日まではなかった場所に突然に生える不思議、カブトムシ臭やアンズの匂いなど種類によって楽しめるさまざまな香り、山など特別な場所に行かずとも目を凝らせば公園など生活圏内のあちこちでも見つけられる意外さなど、きのこの奥深い魅力を描く。