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「ガルパン 最終章」タブレットに注目?水島監督から聞いたDolby Cinema版の裏話とは

アニメ「ガールズ&パンツァー 最終章」第5話の上映記念舞台挨拶が、去る10月17日に神奈川・川崎にあるチネチッタのCINE8で開催された。上映2週目の舞台挨拶には、冷泉麻子兼ピーチ役の井口裕香、角谷杏兼クランベリー役の福圓美里、河嶋桃兼バニラ役の植田佳奈、ローズヒップ兼ラム役の高森奈津美が登壇。MCを園みどり子、後藤モヨ子、金春希美役の井澤詩織が務めた。

“宿命の決勝戦”が幕を開ける第5話

2017年にスタートし、全6話構成で冬季無限軌道杯での激闘を映し出してきた「最終章」シリーズ。第5話では、激闘の準決勝を制した大洗女子学園と、ダージリン率いる聖グロリアーナ女学院の譲れない思いを懸けた“宿命の決勝戦”が幕を開ける。

第5話を観た率直な感想

井澤に呼ばれ、大洗女子学園の“パンツァージャケット”に身を包んでステージに現れた4人。井澤から第5話の感想について尋ねられると井口は、「すごくなかったですか? 語彙力がなくなるくらい」と満員の観客に語りかけ、前回から丸3年を経て上映できたことに感慨深そうな様子を見せる。また内容に関しても、「テーマパークに来たような気分で、ドキドキのシーンがいっぱいあった」とコメント。福圓は、4DX版で第5話を観たことを明かしたうえで、「別の作品を観ているかのように、感動するところが通常版と4DX版では違った」と言い、通常版では、決勝戦前夜を映した前半の日常シーンから「感動して泣いてしまった」と述べる。

植田は、前半が河嶋、後半が聖グロリアーナ女学院のバニラの割合でアフレコをしたことで「こんなに感情の起伏が真逆なのかと感じた」と、2つの役を担う立場から第5話への正直な気持ちを吐露。河嶋に関してはみんなの思いを受けてがんばろうとなった一方で、バニラとしてはクルセイダーとして大洗に対峙するしかなく、どちらに気持ちを寄せていいのかわからなくなるような複雑な心境だったことを明かす。しかし、完成版を観て「どっちも楽しそうなのでよかった」と安堵した様子で語った。今回の登壇メンバーで唯一、聖グロリアーナ女学院側にあたるローズヒップが本役の高森は、「『最終章』の第5話までの間で、一番しゃべった話数でした。台本を見たときにひっくり返るかと(笑)」と、セリフ量の多さに驚いたそう。実際に完成した作品に関しては、Dolby Cinema版で鑑賞したこともあり、「『ガルパン』では音楽と効果音、声のバランスも含めて、その組み合わせ方に毎回感動するんですけど、音が素晴らしすぎて。360度情報量がすごすぎて感動しました」と絶賛した。

Dolby Cinema版だけで観られる? 細部までこだわった描写

続いて、上映初日からDolby Cinema版、Dolby Atmos版、4DX版、MX4D版など、複数の上映形式が用意されているのも第5話の魅力であると井澤が説明。植田は、井口と隣同士で4DX版を体験した際のエピソードに触れ、「(井口が揺れに驚くたび)麻子の声で『お!……おう』と声が出ていたのが一番よかった(笑)」と、井口のリアクションが面白かったことを回想する。井口も「佳奈さんが『ふふふ』と笑うのがデート気分でよかった」と伝えつつ、揺れや煙、匂いが連動する4DX版のシステムに対する驚きを口にした。

ここで井澤は、すぐれた音響や映像で鑑賞できるDolby Cinema版の特徴を改めて紹介しつつ、水島努監督から聞いた裏話を披露。(大洗女子学園の)水産科が登場するシーンで彼女たちがタブレットの画面を見ているが、その中身は真面目な資料ではなく「お昼ご飯を誰が買い出しにいくのかを決めるあみだくじ」が描かれているのだという。さらに、西住みほがチャットツールで姉の西住まほと話しているシーンについては、「通話履歴をよく見ると、ワーテルゾーイさんというお名前のわんちゃんと通話した履歴が残っているんですよ。一瞬なのでスローにしないとわからないんですけど、“わんわんわん”って会話しているらしい」と、細部までこだわり抜かれた描写について打ち明ける。これを受け福圓は、「見られるかどうか、試してください」と会場のファンへ呼びかけた。

首と背中と腰に自信がある方は行ってみてください

最後の挨拶で高森は、「4DX版やDolby Cinema版、通常上映など形式によって見どころも変わってきます。先ほども話に出た、タブレットの中身とか、見たいところをいろいろ絞り出しても尽きないと思いますので、何度でも楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを送る。植田は、3年ぶりに第5話を届けられた喜びを伝えながら、「もうすでに次は待ちきれない、という感じなのですが、第6話の上映までに何度も第5話を観ていただいて、楽しくお待ちいただければうれしいです」とアピール。福圓は、会場のスクリーンに触れながら「また違う感動が味わえるのだろうなとうらやましく思う」と言い、「この作品は音響にも魅力がありますが、4DX版やMX4D版は、首と背中と腰に自信がある方は行ってみてください(笑)。戦車に乗っている気持ちにも、コンテナに乗っている気持ちにもなります。また違った作品の趣が感じられますので、何回も楽しんでいただけたら」とおすすめのポイントを挙げた。

井澤は、来年で15周年を迎えることに触れ、大勢のファンが駆けつけた光景に「本当に色あせない作品」と感動を示したうえで、「第6話に向けてまだまだ『ガルパン』を一緒に盛り上げてくださるとうれしいです」と語りかける。井口は、第5話の出来栄えにワクワクすると同時に「本当に次で終わっちゃうんだ」という寂しさも覚えたと語り、「まだしばらくは楽しい時間を一緒に過ごすことができると思いますが、『ガルパン』がここまで来られたのは本当に劇場に足を運んでくださっているみなさんのおかげです。どうか健康なまま、最後まで走り抜けられたら」と述べる。ラストは、井口が「起きてますかー!」と改めて会場に呼びかけたのち、恒例の「パンツァー・フォー!」のポーズと掛け声で舞台挨拶をしめくくった。

「ガールズ&パンツァー 最終章」第5話

2026年10月9日(金)上映

スタッフ

監督:水島努
脚本:吉田玲子
キャラクター原案:島田フミカネ
キャラクターデザイン・総作画監督:杉本功
考証・スーパーバイザー:鈴木貴昭
キャラクター原案協力:野上武志
ミリタリーワークス:伊藤岳史
プロップデザイン:竹上貴雄、小倉典子、牧内ももこ、鈴木勘太
3D監督:柳野啓一郎
モデリング原案:原田敬至、Arkpilot
3DCGI:STUDIOカチューシャ
色彩設計:原田幸子
美術監督:平栁悟
撮影監督:朴孝圭(MAPPA)、助川陸大(MAPPA)
編集:吉武将人
音響監督:岩浪美和
音響効果:小山恭正
録音調整:山口貴之
音楽:浜口史郎
アニメーション制作:アクタス
製作:ガールズ&パンツァー 最終章 製作委員会/配給:ショウゲート

キャスト

西住みほ:渕上舞
武部沙織:茅野愛衣
五十鈴華:尾崎真実
秋山優花里:中上育実
冷泉麻子:井口裕香
角谷杏:福圓美里
小山柚子:高橋美佳子
河嶋桃:植田佳奈
磯辺典子:菊地美香
近藤妙子:吉岡麻耶
河西忍:桐村まり
佐々木あけび:中村桜
カエサル:仙台エリ
エルヴィン:森谷里美
左衛門佐:井上優佳
おりょう:大橋歩夕
澤梓:竹内仁美
山郷あゆみ:中里望
阪口桂利奈:多田このみ
宇津木優季:山岡ゆり
大野あや:秋奈
園みどり子:井澤詩織
ナカジマ:山本希望
ねこにゃー:葉山いくみ
お銀:佐倉綾音
蝶野亜美:椎名へきる
ダージリン:喜多村英梨
オレンジペコ:石原舞
アッサム:明坂聡美
ローズヒップ:高森奈津美
島田愛里寿:竹達彩奈
ほか

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