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トム・クルーズ&アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が「MAPPA EXPO」を堪能

MAPPAの設立15周年を記念した展覧会「MAPPA EXPO 15th Anniversary」に、トム・クルーズとアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が来場。会場では、アニメーター・平松禎史とのクリエイター鼎談も行われ、映画とアニメーション、それぞれの視点から作品づくりについて語り合った。

本日10月9日に全国公開される映画「DIGGER/ディガー」のプロモーションのために来日したトムとイニャリトゥ監督。展示エリアに足を踏み入れた2人は、展示物の数や大きさに圧倒され興奮した様子を見せる。トムは「本当に素晴らしいです。楽しみにしていました」、イニャリトゥ監督は「息子がMAPPAの作品の大のファンなんです」と、笑みをこぼしながら述べた。

最初に2人が訪れたのは、「呪術廻戦」の展示エリア。原画に囲まれると、トムは「このスタイルに、この髪……そしてフレーミング……」、イニャリトゥ監督は「それにこのアングル」と、その繊細な描写に圧倒され食い入るように観察を続けた。トムが平松に「手作業はどれくらいですか?」と問いかけると、平松はアニメーターとして紙と鉛筆で育ってきたことを話す。さらにトムが「質問させてください、若いアニメーターは今も手描きなんでしょうか? それともデジタルが多いのでしょうか」と問うと、平松は「若い世代はデジタルが多いですが、紙から始めることも重要だと思っています」と返答。それに対しトムは、「同感です。よりアーティスト性を感じますね。それは録音も同じで、アーティストの声が残りますよね」と、作品を作り上げるクリエイターとして深く共感を示した。

続いて2人が足を運んだのは、劇場版「チェンソーマン レゼ篇」の展示エリア。トムとイニャリトゥ監督、平松禎史との鼎談は、チェンソーマンのオブジェを背に実施された。「DIGGER/ディガー」を鑑賞した平松は、「実は一度観させていただいて、面白いだけじゃなくて、ディテールがとても深いと感じ、『もう一度観させてください』とお願いして、二度観ました。カメラ、色彩、音楽と効果音。それからトムさんの演技も素晴らしくて、映画じゃないと観られないという気持ちになりました」と感想を伝える。

イニャリトゥ監督は、「音楽と効果音に1年かけました。驚くことに効果音は、実際に動物の鳴き声を使ったんですよ」と回答。続けて、「平松さんの感受性があるから私たちが何を描きたいのか理解してくださって、報われました。本作の作り方はアニメーションと似ていると思います。アニメーションは、キャラクターデザインだけじゃなく、道や家など、その背後にある世界観を作り上げる必要がありますよね。本作は、屋外では一切撮影を行っていません。この映画の世界に出てくる全ては、キャラクターたちの文脈を表現するものでなければいけない、そうやって作り上げました。全てのシーン、全てのコマを、アニメーションと同じように作り上げていきました」と熱く語った。

平松から、これまでのイメージとは異なる「DIGGER/ディガー」の主人公ディガー・ロックウェルへの挑戦について尋ねられたトム。トムは、「本作は最も独創的な映画だと思います。このようなキャラクターは映画史上、見たことがありません。だからイニャリトゥ監督と一緒に作ることができて、このキャラクターを演じることができて光栄でした」と話した。

対談の最後には、平松が「DIGGER/ディガー」から受けた刺激をもとに自ら描き下ろした、主人公ディガー・ロックウェルのイラストを2人へサプライズで贈呈。思いがけないプレゼントを受け取ったトムは「平松さんが描かれたんですか?」と感激しながら、平松と固い握手を交わす。イニャリトゥ監督も「ありがとう」と日本語で感謝した。イラストに添えられた、「There is TRUTH within a LIE(ウソの中にホンモノがある)」というメッセージに目を留めたトムとイニャリトゥ監督は顔を見合わせて、「これこそが、この映画のテーマなんです」と大興奮。対談後も2人は、「進撃の巨人 The Final Season」エリアの目玉である「地鳴らし」をはじめ、館内を熱心に見て回り、「I love it!」と大満足の様子で会場を後にした。

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