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「FAIRY TAIL」舞台挨拶に真島ヒロが登場、原作の最終章にも言及

真島ヒロ原作によるアニメ映画「劇場版FAIRY TAIL -DRAGON CRY-」の初日舞台挨拶が、本日5月6日に東京・TOHOシネマズ新宿で実施された。

上映後に行われた舞台挨拶には、ナツ役の柿原徹也、ルーシィ役の平野綾、ハッピー役の釘宮理恵、主題歌を手がけたPOLKA DOTSが登場。映画を見終わったばかりの観客に向けて、感謝の言葉を述べた。

テレビシリーズ以来1年ぶりとなる今回の映画。柿原は「ウキウキしながら収録しました。久しぶりにナツやルーシィに会えると思うと、すごくうれしくて」と、再会の喜びを語った。またテレビシリーズがスタートしてから7年経つことを受け、平野は「始まったのは、私が23歳の時。今年30ですから」と話し、会場を驚かせた。また司会からの「ナツの顔立ちがどんどん柿原に似てきているのでは」との質問に、柿原は「(真島)ヒロさんに、『描いていると、どんどんナツの顔がつり目になってく、カッキーの目になっていく』って言われて。たしかに最初の頃のナツを見ると、もう少し可愛い顔してるんですよ」と複雑そうに語り、観客たちの笑いを誘った。

さらに印象的なセリフについて訊かれると、柿原はナツの「ルーシィ、俺は何に見える?」というセリフをあげる。すると平野も賛同し、入場特典として公開1週目に配布される真島の原案ネーム本に触れ、「本にもそのセリフが書いてあるんですが、ラストのシーンの余白に大事なことが書いてあるので、そういうことも考えて作ってるんだなって、印象に残ってます」と話した。

ここでシークレットゲストとして、原作者の真島が登場。久々に会うというキャスト陣と楽しそうに会話を交わす。釘宮は、真島やキャスト陣が集まった食事会を振り返り、「原作の先生は締切に追われていることが多いので、なかなかお会いする機会がなかったりするんですけど、うれしかった」と楽しそうに語った。また、真島とはプライベートでも仲が良いという柿原は、真島に全額負担してもらってフランスに行ったエピソードを語り、会場を驚かせていた。

続けて、映画のタイトルにちなんだ「最近泣いたエピソードは?」という質問に、真島が「今日の朝まで原稿を描いていまして、すごく重要な人物の最後のシーンだったんです。普段、自分のマンガで泣くことはないんですけどホロッと来ましたね」と語ると、キャスト陣は「私たちの中の誰かが死ぬんじゃないですよね?」と驚きの表情を浮かべる。また、原作が最終章に突入していることに触れ、「今、最終章ということで終わりに向かってはいるんですけど、きっとみんなが『よかった』と思えるような展開になっていくと思うので、楽しみにしてほしい」と、ファンへメッセージを送った。

柿原は最後に「本当にこんなにたくさんの方が観に来てくださったことが、うれしくてたまらないです」と会場の観客に感謝の言葉を述べる。また「観に来てくださるみなさんに恥じない作品を作ったという自信もありますので、映画を観て何か心が揺さぶられたら、ぜひ友達、ご家族と一緒にまた観に来てください」と作品をアピールした。ラスト、柿原の「ドラゴン!」という言葉に、観客たちが「クライ!」と返す掛け合いで、舞台挨拶は幕を閉じた。映画「劇場版FAIRY TAIL -DRAGON CRY-」は、本日より全国ロードショー。

(c)真島ヒロ・講談社/劇場版フェアリーテイルDC製作委員会