CLAMP原作によるTVアニメ「魔法騎士レイアース」第1・2話のジャパンプレミアが、10月3日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された。上映前には、獅堂光役の佐倉綾音、龍咲海役の大久保瑠美、鳳凰寺風役の高橋李依、エメロード役の早見沙織、ザガート役の小野友樹が登壇し、舞台挨拶を行った。
「レイワース」と「ヘイワース」
10月7日から連続2クールで放送される「魔法騎士レイアース」。光、海、風が異世界・セフィーロに招喚され、伝説の魔法騎士(マジックナイト)となって、捕らわれたエメロード姫とセフィーロを救うため戦うさまが描かれる。
もともとCLAMPのファンだという佐倉は、「『レイアース』をこの令和の世に“レイワース”として描き直すと言いますか(笑)」とユーモアを交えて表現し、「原作が完結しているこのタイミングでアニメとして描いていく意味を考え続けていたんですけど、『レイアース』を知っている方々と、初めてここで知る方々が、それぞれどういうふうに思われるのか、非常にドキドキしています」と率直な心境を吐露。続いて大久保も、自身を「幼稚園から小学生に上がるぐらいのタイミングで、文房具を使ったり、おもちゃを持っていたりした平成の“ヘイワース世代”」と作品名をもじりながら紹介したうえで、「龍咲海役を演じさせていただくことに、ふわふわしてたところがあったんですけど、アフレコに入って、皆さんと一緒にお芝居させていただいて、現実味がようやく増してきて。ついに放送されるということで今緊張が襲ってきました」と胸中を述べた。
キャラクターの色味を取り入れた衣装でアフレコに挑む
すでにアニメのアフレコはすべて終了しており、1クール分近くまで映像制作が進んでいたという。収録の様子を聞かれた佐倉は、「今でこそ力が少し抜けていますけど、全員が作品を背負う重圧で、ガチガチに緊張していました」と回顧。「第1話以前からのキャラクターの人生を踏まえつつ、肩の力を抜いて臨むというスイッチの切り替えが難しく、序盤は苦戦していましたね」と振り返る。
大久保は同意しながら、第1話の収録から、通常のテスト、ラストテスト、本番と3回挑んだことを明かす。早見が、「3人(佐倉・大久保・高橋)がキャラクターの色味を取り入れた衣装でアフレコに来ていたのが印象的でした」と言うと、高橋は「お守りみたいなものですよね」と返し、佐倉は「第1話で真っ赤な服を着て行ったら、誰も色を取り入れてなくて。第2話で控えめの赤を着ていったら、2人がドンドンって思いっきり色を取り入れてきて(笑)」と話すと、大久保と高橋は帰り道に「我々、ひよっていたね」と反省し合ったエピソードを明かした。
自身が信じる心の強さとは
信じる心が力になる異世界・セフィーロ。その設定にちなみ、キャスト陣に「自身が信じているものや心の支えにしている言葉」について、質問がおよぶ。高橋は「『好き』という気持ちはすごく大きなパワーだと思っていて。好きだからがんばりたい、好きだからうまくなりたい、好きだから踏ん張れるとか、プラスもマイナスも全部『好き』でチャラになるタイプ」とコメント。「レイアース」のアフレコ期間中は作品への重圧と緊張から、「好き」と口にすることすら恐れ多かったと告げつつ、「収録を終えた今、やっと心の底から『好き』と言えるようになりました。もう出し切って、お渡しできるものはお渡ししたので、あとはこの『好き』を信じて歩んでいきたい」と晴れやかな表情で語った。
大久保は「自分自身」と回答。「オーディションのときに『信じる心が力になる』という作品の大きなテーマを掲げて臨んでいて、『レイアース』を愛する心が力になるなら、この声優業界で誰にも負けないという強い気持ちで挑みました」と熱弁する。もともと大好きな作品だったからこそ、「自分自身を信じた結果、今こうして海役としてステージに立てている」と実感を込めて胸を張った。佐倉が挙げたのは「CLAMP作品」への信頼。「意外とエグい描写やネガティブな要素があるんですけど、読者を投げっぱなしにしない救いや導きといった1つの正解が打ち出されている。子供の頃からCLAMP作品を読み、その作品で育ってきた私だからこその“信仰心”が、今回の『レイアース』でも大きな力になりました」と熱弁を振るった。
演じたキャラクターの注目ポイント
演じたキャラクターの注目ポイントについて問われると、佐倉は「非常に天真爛漫で、愛を信じて生きてきた光が、正義と悪だけでは括れない事象にセフィーロでタッチしたときに、どういう反応をするのか、どうやって救おうとするのか。その行動が、この作品の大きなテーマになっていると思います」と力説。大久保は「海はクールなお嬢様に見えて、実は3人の中では精神年齢的に一番幼い子。成長した彼女の姿を知っているからこそ、第1話では中学生っぽい14歳の少女らしさに立ち返り、見た目とのギャップを楽しんでもらえるよう演じました」とアピールした。高橋は「風ちゃんはおっとりしていて、どんな場所にいてもあまり変わらないマイペースさが大きな魅力。他の2人とは少し違った視点から物事を見つめる、彼女ならではの柔らかな眼差しを大切に演じさせていただきました」と伝えた。
早見は「現段階では言えることが少ないので、できれば放送が終わったあとに、もう1回このイベントやりませんか」と切実な様子で提案。小野は「注目してほしいのは肩幅ですかね。今はこれが精一杯です」と口にし、会場の笑いを誘った。
TVアニメ「魔法騎士レイアース」
放送情報
テレビ朝日系全国ネット「IMAnimation W」枠:2026年10月7日より毎週水曜日23:45~
配信情報
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スタッフ
原作:CLAMP「魔法騎士レイアース」(講談社「なかよし」刊)
監督:三浦唯
副監督:佐野誉幸
シリーズ構成:村越繁
キャラクターデザイン・総作画監督:渡部里美
魔神デザイン・魔神メカニックディレクター:牟田口裕基
美術監督:安藤和丸(草薙)
色彩設計:中村千穂
3D統括:菅友彦
撮影監督:田村仁
編集:柳圭介、ACE
音響監督:阿部秀平
音楽:梶浦由記、尾澤拓実、寺田志保
音楽制作:トムス・ミュージック
クリエイティブプロデューサー:朴性厚
企画プロデュース:UNLIMITED PRODUCE by TMS
アニメーション制作:E&H production
製作:トムス・エンタテインメント、講談社、テレビ朝日
キャスト
獅堂光:佐倉綾音
龍咲海:大久保瑠美
鳳凰寺風:高橋李依
エメロード:早見沙織
ザガート:小野友樹
モコナ:菊地美香
クレフ:梶裕貴
プレセア:加藤英美里
フェリオ:松岡禎丞
アルシオーネ:能登麻美子
アスコット:村瀬歩
カルディナ:上田瞳
ラファーガ:安元洋貴
©CLAMP・ST/講談社・TMS・テレビ朝日