「キミコエ・プロジェクト」第2回は男性声優を募集、津田健次郎が役者の心構え語る

津田健次郎(中央)と、NOW ON AIR。

「キミコエ・プロジェクトスペシャルステージ」が、本日3月25日に東京ビッグサイトにて行われた「AnimeJapan 2018」内にて開催された。

「キミコエプロジェクト」は、東北新社とCSファミリー劇場が、さまざまなジャンルで活躍できる新世代声優の発掘と育成を目的としてスタートさせた企画。本日のイベントに登場した飯野美紗子、岩淵桃音、片平美那、神戸光歩、鈴木陽斗実、田中有紀の6名は第1弾オーディションの合格者で、NOW ON AIRという声優ユニットとして声優デビューを果たし、2017年には映画「きみの声をとどけたい」にメインキャストとして出演した。

ステージでは、「第2回キミコエ・オーディション」の開催が発表に。今回はアニメ、舞台で活躍する男性声優を大募集するという。合格者は特典として、新作アニメの主役としてデビューできるほか、声優事務所のオフィスPACへの所属も。またオーディション期間中からデビュー後まで、東北新社グループの映像テクノアカデミアがレッスンをサポートする。

ここで舞台や映画など声優に限らず活躍するマルチな先輩として、プロジェクトの“見届け人”に就任した津田健次郎が登場。第1回オーディションの映像を見ての感想を、津田は「僕も駆け出し時代があったので、見ていてしんどかったです。みんな泣いたり苦しんだり。新人ってキツかったよなーって記憶が蘇ってきました」と述懐する。

そしてNOW ON AIRの面々は、役者としての心構えを次々に津田へ質問。役者になったきっかけを問われた津田は、「最初は映画を作る側を志して、大学で演劇専攻を選択したんです。でも途中で役者に興味が湧いて舞台の養成所を受けたら合格して。そこがめちゃくちゃ厳しいところだったけど、すごく面白かったんですね。それで仕事にハマって、役者人生がスタートした」と振り返る。また岩淵から、オーディションを受けるにあたり大事にしていることを尋ねられると、「できるだけ僕にしかできない表現ができたらいいなと。なるべくそういう意識で受けるようにしています」と語った。

さらに神戸は「多岐にわたって活動してらっしゃいますが、ジャンルごとの違い、反対に共通する部分は?」と質問。津田はこれに「全部、基本的には表現だと思っている。お芝居をするということがベースにある。一枚の絵を描くことがお芝居だとすれば、その筆を変えることがジャンルを変えることなのかなと。どの筆をチョイスするかで最終的な印象が変わるので、ジャンルに合わせた筆をチョイスして自由自在に使えるようになることが大事だと思います」と自分の考えを明かした。

最後に応募者へのメッセージとして、田中は「演技未経験でオーディションを受けて不安だったんですけど、プロの方にご指導いただけるので、そのときから自分の成長に繋げられる。ぜひチャンスを掴むために、ご応募お待ちしています!」とアピール。そして津田は「若い男性の皆さん、興味のままに臆せず一度ご応募いただいていいと思います。可能性なんていくらでも今後広がっていくし、うまくいこうがいくまいが、まずは一歩踏み出さないと広がっていかないので。このプロジェクトがガンガン大きく発展していけるように参加したいと思います」と激励した。