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「呪術廻戦」石流戦の裏話を緒方恵美が明かす、脹相お兄ちゃんは多数の受賞

芥見下々原作によるTVアニメ「呪術廻戦」のイベント「じゅじゅフェス 2026 -5th anniversary-」のDAY1が、本日8月29日に神奈川・Kアリーナ横浜で開催された。

週刊少年ジャンプ(集英社)にて、2024年9月まで連載され、全世界シリーズ累計発行部数1億5000万部を突破している「呪術廻戦」。「じゅじゅフェス 2026 -5th anniversary-」は、TVアニメの5周年を締めくくるフィナーレイベントとして過去最大規模で開催され、29日・30日の2日間で計16人のキャストが登壇する。

DAY1では、中井和哉演じる秤金次がナレーションで観客の“熱”を引き出すと、トップバッターとしてWho-ya Extendedが登場。TVアニメ第1期第2クールのオープニングテーマ「VIVID VICE」、スマートフォン向けゲーム「呪術廻戦 ファントムパレード」で使用された楽曲「Chained Chase」の2曲で会場の“熱”を一気に高めた。

続いて虎杖悠仁役の榎木淳弥、乙骨憂太役の緒方恵美、五条悟役の中村悠一、夏油傑/羂索役の櫻井孝宏、真人役の島﨑信長、両面宿儺役の諏訪部順一、脹相役の浪川大輔、秤金次役の中井、石流龍役の東地宏樹が各々の名セリフとともに姿を現し、そのたびに割れんばかりの歓声があがった。約2万人が集まった会場を見た榎木は「人多すぎて感覚が麻痺してくる(笑)」と、観客の多さに驚きを隠せない様子。「じゅじゅフェス」初登場の諏訪部は「トロッコに乗って生アフレコがある」と他作品を匂わせるボケで笑わせる。また同じく初登場の浪川は「こんなに弟たちがいるとは思いませんでした」と脹相らしくコメントした。

続いて始まったのは「アニメ『呪術廻戦』ミュージックリレー」と題したコーナー。アニメの楽曲を手がける照井義政と「じゅじゅフェス」スペシャルバンドの生演奏をバックに、キャストがスクリーンに映し出された名シーンに合わせて、生アフレコをしていく。イベント前半ではTVアニメ第1期、「劇場版 呪術廻戦 0」、TVアニメ第2期から「懐玉・玉折」の楽曲を演奏。島﨑演じる真人の放つ迫力満点の「領域展開!」といったセリフや、自身の弱さを自覚した虎杖の覚悟が垣間見える「もう俺は負けない」、乙骨と対峙した夏油の「思う存分 呪い合おうじゃないか」など、ストーリーを振り返りながら楽曲、セリフを観客が堪能した。

さらに「懐玉・玉折」まで楽曲と映像で物語を振り返ったところでキタニタツヤが登場。青色のペンライトの光に包まれた会場で、「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」でエンディングを彩った楽曲「青のすみか (Acoustic ver.) 」を披露した。

事前に募集告知されていた「第1回 じゅじゅデミー賞」も前半と後半に分けて実施された。このコーナーでは、ファンから募った「じゅじゅフェス2026」に登場する各キャラクターの印象的だったセリフと、各キャラクターに贈りたい賞の名前の中から選ばれた一部を紹介。賞が贈られたキャラクターのセリフをキャストが生アフレコしていく。

最初に発表された「文句なしでそうで賞」に輝いたのは、「呪術廻戦」の中でも広く知られる五条悟のセリフ「大丈夫 僕 最強だから」。中村は「(五条の)代名詞のようになっていった」と振り返り、榎木も「ここでアニメ『呪術廻戦』をカッコいいと思ってくれた人も多いんじゃないかな」とコメントする。中村もこれに頷き、自身もオンエアを観て「売れちゃうかもしれないと思った」と、作品が人気になる予感がしたと話した。また「お兄ちゃんしか勝たんで賞」に輝いたのはもちろん脹相。生アフレコでは「デキが良かろうと悪かろうと兄は弟の手本なんだ」から始まる、脹相が兄としての矜持を語るセリフを浪川が1人で演じ切る。他を差し置いての圧倒的なセリフ量に、「もうちょい短いセリフでお願いします(笑)」と素直な気持ちを吐露して笑わせた。

「世界で一番 純愛で賞」を受賞したのは、劇場版でのラストバトルで乙骨が放つ「愛してるよ 里香 一緒に逝こう?」。緒方は「子供の頃のことを引きずっている。乙骨は心が幼いというか、本当に女性を愛している感じではない」と自身の考えを述べ、「一緒に逝こう?」に、「子供が『結婚しよう』と約束しているニュアンスを込めた」と、名セリフの裏にあった演技プランを明かした。

キャスト陣の生アフレコなど豪華な催しが続く中、着ぐるみの悠仁くん、恵くん、野薔薇ちゃん、悟くん、憂太くんが登壇して、観客を巻き込んだコーナーも実施。SNSで展開されている「じゅじゅどうが」の企画として、観客みんなでウェーブの動画を撮ることに。着ぐるみ登場時には「無為転変」と言いながら島﨑が野薔薇ちゃんの顔にタッチしにいく不穏な一幕も見られたが、ファンの協力で動画撮影は大成功に終わった。

さらにシリアスな本編とは一変して笑いが詰め込まれた朗読劇「じゅじゅどうわ」では、「ヘンゼルとグレーテル」の世界観と「呪術廻戦」の世界観が交わる物語を展開。脹相と虎杖がヘンゼルとグレーテルに置き換わっているというお兄ちゃんネタで冒頭から、客席を笑いの渦に包むと、秤による賭けフードファイト、石流と乙骨が大食いで勝負するなど、1月から放送されたTVアニメ第3期「死滅回游 前編」を意識した内容をキャスト陣が見事に演じ、ファンを沸かせた。

「第1回 じゅじゅデミー賞」の後半では、「マイベスト憂太部門」の審査員として花澤香菜がVTRで登場。子供時代の乙骨のセリフ「こんにゃく」が入っていないことに不満を示しつつも、「愛してるよ 里香 一緒に逝こう?」を選出した。

さらに客席審査員部門として、「兄にしたいで賞」を客席投票で決めることに。この日の出演キャストによる投票によってノミネートされた乙骨憂太、東堂葵、脹相から、投票したキャストのコメントを受けて観客が受賞者を決めていく。乙骨に唯一投票したのは彼を演じる緒方。「乙骨が選ばれなかったら悲しい」とキャラクター愛をのぞかせる緒方は、「ほかのキャラクターがおかしいから(笑)」とクセの強い東堂、脹相を支持するキャストに反論する。一方、東堂派の東地は、虎杖をブラザーと呼ぶ東堂について「カタカナの『アニキ』がぴったりだと思った」と意見を述べる。同じく東堂を支持する中井は「『スバにぃ』だから」と東堂を演じる木村昴のあだ名を挙げて支持を表明した。

榎木、中村、島﨑、櫻井の最多4人が推すのが本命と見られる脹相。榎木は「義務感で選びました」「選んでほしいというオーラを感じた」と冷たいコメントで浪川をイジりつつも、「無償の愛をくれるのは浪川さんだと思っている」と熱いエールも忘れない。リアル3兄弟の長男だという櫻井は「『俺は兄ちゃんだぞ』って言えるお兄ちゃんはカッコいい」と、兄であることに誇りを持つ脹相の魅力を語った。一方で、誰にも投票せず「兄など不要派」に回った諏訪部にもコメントの機会が回ってくる。諏訪部は「あいつもそいつもこいつもどうでもいい」とひと言だけ言い残した。最後は拍手の大きさで、受賞者を決定。諏訪部のひと言に感化されたのか、「兄など不要派」も善戦したが、脹相が「兄にしたいで賞」に輝いた。

続いてファンから寄せられた部門も発表。「キッショ なんで分かるんで賞」では、もちろん羂索の「キッショ なんで分かるんだよ」が選ばれる。このセリフについて、言われた側の中村は、夏油の頭が開き体液が垂れている様子が「泣いているようにも見える」と話し、「映像としてもドラマがある」と印象に残ったシーンだったことを伝えた。

「呪いらしい台詞で賞」に輝いたのは「渋谷事変」にて虎杖を追い詰める真人のシーン。島﨑はアフレコ現場で榎木が這いつくばって同シーンを演じていたことを伝え、「アフレコ現場では榎木淳弥の熱量についていかなきゃって、ギアが入った」と当時の収録を振り返る。続けて「最初は『すごい役者だな』と思っていたのに、這いつくばっている榎木くんが面白く見えてきた」と榎木の影響で真人と気持ちがシンクロしていったことを明かした。

「渋谷事変」で宿儺が漏瑚へ言葉をかけるシーンは「お褒めの言葉 頂きましたで賞」のタイトルで受賞。一方で諏訪部は「彼がどういう気持ちであの言葉を言っているのかはわからない。優しさで言ったのか、客観的に状況で言ったのか。それは彼のみぞ知るということだと思っています」と、宿儺という底知れないキャラクターを踏まえてコメントした。

コーナーの最後には「特殊演出賞」として、「死滅回游 前編」のオープニングテーマであるKing Gnu「AIZO」に乗せて、乙骨と石流の迫力のバトルを圧巻の映像と生アフレコで披露。同シーンはアニメ3期ラストを飾るということもあり、映像も熟考して生み出されたことが緒方によって明かされる。事前に渡された台本から、ギリギリまで修正が重ねられたそうで、緒方は台本へ映像のト書きを書き写すのに「5時間かかった」と、それだけ力の入ったシーンだったことを明かした。一方で、ギリギリの修正もあり、満足な収録ができなかった悔しさも口にし、後日緒方だけ収録をし直したことも告白。こうして完成した映像がある中で、東地と改めて掛け合いを演じられたことを喜び笑顔を見せていた。

「アニメ『呪術廻戦』ミュージックリレー」後半では「渋谷事変」から「死滅回游 前編」を楽曲と生アフレコで振り返る。前半よりもさらにバトルシーンが増え、キャスト陣の生アフレコにも力が入る。乙骨VS石流ではグラニテブラストを思わせる無数の青色のライトが客席を照らした。一気に3期の映像を駆け抜けた後は、3期のエンディングテーマであるjo0jiの「よあけのうた」がしっとりと会場を包み込み、イベントの終わりを感じさせた。

改めてステージに9人のキャストが集い挨拶をする場面では、島﨑の「虎杖を倒すつもりで」というリクエスト付きで、「無為」「転変」のコールアンドレスポンスが行われる。榎木は「いいシーン、いいセリフ、いい楽曲が多いんだなと実感しました」とイベントを総括し、「この先演じてみたいシーン、セリフがいっぱいあるので、それがあるっていうことが役者冥利に尽きる」と笑顔を見せた。そんな榎木の言葉を受けるように宿儺が大きく描かれた4期のスーパーティザービジュアルも解禁。3期では出番が少なかった諏訪部は「今日から毎日100回領域を展開してスタンバイしておこうと思います!」と4期に期待を寄せた。最後は1期のオープニングテーマ「廻廻奇譚」の生演奏と特別な映像をバックに、生アフレコでイベントが締め括られた。

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会