三宅乱丈「ペット」TVアニメ化、記憶操作能力持つ少年たちのサイキックサスペンス
三宅乱丈「ペット リマスター・エディション」のテレビアニメ化が決定した。
「ペット」は他者の脳内に潜り込み、記憶を操作することができる特殊能力を持った“ペット”と呼ばれる少年たちの生き様を描くサイキックサスペンス。週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載され、2009年にはエンターブレイン(現KADOKAWA)より改稿・描き下ろしを加えた全5巻の「リマスター・エディション」が刊行された。
監督は「デュラララ!!」の大森貴弘。シリーズ構成は「夏目友人帳」で大森監督とタッグを組んだ、村井さだゆきが務める。アニメーション制作は「虐殺器官」「刻々」のジェノスタジオが担当。大森監督はコメントにて、「この作品の映像化を15年前の連載当時から、それこそ『ずうううぅっと、ずうううぅっと』夢見てきました」と本作への思いの丈を明かしている。
発表に併せて公式サイトと公式Twitterアカウントが開設。三宅によるアニメ化記念イラストも公開された。
大森貴弘監督コメント
僕らの心に湧き起こる震えは、どこからくるのだろう。日々出会う人、出来事、それらに刺激される経験から沸き起こるもの、それらは本当に起きていることだろうか。それと も、自分の深い記憶の中にその起源があり、自分にだけ見えている幻影なのか。すべては仕組まれ、改変可能なことなのか もしれない。或いは、すべては僕ら次第なのか。その答えを見つけたくて、この作品の映像化を15年前の連載当時から、それこそ「ずうううぅっと、ずうううぅっと」夢見てきました。やっとその機会を得ることが出来ました。
村井さだゆき(シリーズ構成)コメント
この原作を映像化したいという大森監督の強い思いがあって実現した企画です。実際、難しい原作ですが、それだけ一緒に 映像表現を考えていく作業が楽しい作品でもあります。表現の面白さだけでなく、主人公たちの関係性がとても魅力的なので、そこをうまく映像化で伝えていければなと思います。
テレビアニメ「pet」
原作:三宅乱丈『ペット リマスター・エディション』(ビームコミックス/KADOKAWA 刊)
監督:大森貴弘
シリーズ構成:村井さだゆき
制作:ジェノスタジオ
製作:ツインエンジン