伊藤潤二「死びとの恋わずらい」など全13作を原作とするオムニバスドラマ「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」のキャストが一挙解禁された。
7月3日よりテレ東「ドラマ24」枠で放送される「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」。「死びとの恋わずらい」をはじめ、「幻痛屋敷」「あばら骨の女」「いじめっ娘」「顔泥棒」「父の心」「記憶」「中古レコード」「ペンフレンド」「押切異談」「地縛者」「富夫・赤いハイネック」「緩やかな別れ」が映像化される。
第1話で描かれるのは「幻痛屋敷」。主人公で失業中の青年・古関役は村上虹郎が演じる。「死びとの恋わずらい」は第2話、8話、10話の3つのエピソードで構成。主人公・深田龍介役は細田佳央太が務める。第3話「いじめっ娘」の栗子役には真木よう子、第4話「地縛者」の浅野結衣役には円井わん、第5話「父の心」の少年・折原司役には坂元愛登、司が好意を寄せる少女の父・遠堂役には石原良純が名を連ねている。
第6話では「富夫・赤いハイネック」「記憶」、第7話では「中古レコード」「顔泥棒」の各2エピソードを描写。「富夫・赤いハイネック」の青年・富夫役は杉田雷麟、「記憶」の里恵役は中村里帆、「中古レコード」の中山役は樋口日奈、「顔泥棒」の町田由美役は山﨑七海が演じる。第9話「あばら骨の女」のユリ役には齊藤なぎさ、第11話「押切異談」の押切トオル役には齋藤潤、最終話となる第12話「緩やかな別れ」の璃子役には恒松祐里がキャスティングされた。第11話は「押切異談」と「ペンフレンド」をベースに、2つの物語を1つのエピソードとして再構成している。
各キャスト、そして伊藤からはコメントが到着。「幻痛屋敷」「地縛者」「記憶」「あばら骨の女」の先行カットも公開された。
伊藤潤二コメント
なんとテレ東さんが私の漫画をドラマ化してくださいました。今回いくつかの私の短編や連作がドラマ化されますが、いずれも脚本の完成度が高く、原作を生かしていただいているだけでなく、アレンジも見事で、「なるほど原作もそうしておけばよかった!」と唸ることたびたび。そして新進気鋭の監督さん方に集結していただき、才能ある俳優さん達の演技も見ものです。監督さんや俳優さんの個性も反映されたドラマになる事を期待しています。さらに、K-POPアーティスト・IVEさんによるオープニング主題歌「JIGSAW」も素晴らしい曲で、ドラマを一層引き締めてくれること間違いなしです!ぜひ多くの皆様にご覧いただきたいと思います。
村上虹郎(古関役)コメント
2017年ぶりに二度目のテレ東さん作品へ呼んで頂いたのですが、前回は怪奇現象ドラマと謳ってはいましたがざっくり言えばホラー、自分はテレ東さんにとってホラー系でだけ呼ばれる存在なのだと再認識している所存です。自分は30歳手前にして失業中の男を演じましたが、今回の一話はこれまた怪奇現象的なお話かもしれませんね。乞うご期待。
細田佳央太(深田龍介役)コメント
深田龍介を演じます、細田佳央太です。
龍介はとにかく美少年の噂に振り回される男子ですが、だからこそ自分の意志で抗おうとする姿を大切に演じたいと思っています。
僕自身、初めてのオカルト・ホラーという作品のジャンルへ飛び込むことに少し緊張していますが、その作品が世界的にもファンの多い伊藤潤二先生であることに幸せも感じています。
原作への敬意がしっかりと伝わる台本になっているので、キャストスタッフ一丸となって作品をお届けできるよう頑張ります。
真木よう子(栗子役)コメント
オファーは、確かに自分の意思で引き受けました。それでも夜更け、灯りを落としたあとにふと、「取り返しのつかないデジタルタトゥーを、自ら刻みに行ってはいないか」と自問してしまう瞬間があります。
しかし人生はもう折り返し地点。そう思えば、逡巡ばかりを並べている時間も惜しい。
これからは、せめて自分が“面白い”と感じたものとだけ、正面から関わっていきたい。
玉蟲色のタトゥーを見せびらかしていこう。これもまた、私の選択です。
円井わん(浅野結衣役)コメント
ホラー漫画の鬼才、伊藤潤二先生作品を実写化するオムニバスで1つの作品に主演でお願いします、とオファー頂いた時、最初は結構へっぴり腰になっている気持ちと、どうやって実写化するの!?とワクワクする気持ちが入り混じっていました。
私が出演する「地縛者」で演じる浅野は何かを抱えてはいるものの、ボランティア活動をして困った人を助けるという芯の強さや心の優しさがある普通の女性。なのですが、、、
その浅野が、どう「地縛者」と対峙していくのか。
他の作品も併せて是非楽しみにしていてください!
坂元愛登(折原司役)コメント
素敵なキャストの皆様のお名前が並ぶ中に自分も立たせていただけることに、身の引き締まる思いです。
自分の演じる折原司は、愛情をたくさん注がれて育った子だと思います。
変に甘やかされて生きてきたという訳ではなく、ちゃんと愛を受けながら育った子という印象です。
実直で真っ直ぐ。でもまだ子供っぽいところもある、愛らしい人。
自分のやり方で、自分なりの折原司を精一杯生きます。
折原司という人物を通して、この作品により深みを与えられたらと思っています。
放送を楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
石原良純(遠堂役)コメント
この春、我が家の長男が就職しました。毎朝、スーツ姿で出かける姿はどこか頼もしくなったようにも思えます。僕も、「父の心」が理解できる年になったということでしょうか。今回の作品で、そんな親心が役作りに役に立つのだろうか。
まっ、伊藤潤二の世界で役立つ訳はないわな。どんな父親になるのか、僕が一番楽しみにしています。
杉田雷麟(富夫役)コメント
富夫役を演じます、杉田雷麟です。富夫は、どうしようもない人物ではあるんですが、第三者視点で見るとどこか面白さもあるキャラクターです。本人は至って本気なんですけどね。自分にとってもかなり難しい役ですが、その分すごく楽しみながら向き合っています。
そして、近藤監督とは今回で3度目になります。近藤監督は、毎回“自分がもっと成長しないと乗り越えられない”と思えるような、面白い作品に出会わせてくれる方です。近藤組の皆さんと一緒に作品を作れる時間は本当に楽しいですし、その空気感や熱量が、観てくださる皆さんにも良い形で伝わるよう全力で挑みます。第6話、ぜひご覧ください。
中村里帆(里恵役)コメント
伊藤潤二さんの作品に登場する女の子たちは、美しさと狂気が隣り合った、特別な魅力を持つ存在だと感じていました。そんな世界の中で里恵として生きられること、とても嬉しいです。
脚本を初めて読んだ時、「もしかしたら自分にも起こりうるかもしれない」と、他人事には思えない恐怖に襲われました。誰しもが見たくない自分を抱えていると思いますが、里恵を通してとことん向き合い、観てくださる方の心に静かなざわつきを残すことができたら幸いです。
樋口日奈(中山役)コメント
幼い頃から怖い話を人から聞いたり、映像で見ることが大好きでした。恐怖を感じるのに最後まで目が離せない、見てはいけないのに見てしまう。ホラーならではのあのやみつきになる感覚。
今回そんなホラーの神髄である伊藤潤二さんの作品に携わることができるということで、ゾクゾクワクワク…血がたぎっております。
第7話中古レコード。タイトルだけでも様々なホラー展開が予測できますが、このドラマ版では原作の禍々しさもありつつ、さらに狂気の増したストーリーになっているような。
ホラー好きとして、この世界に浸ることのできる幸せを感じながら、楽しんで演じたいと思います。
山﨑七海(町田由美役)コメント
伊藤潤二さん原作「顔泥棒」にて、町田由美役を務めることになりました山﨑七海です。
私自身、ホラー作品への出演は今回が初めてなのですが、町田役としてこの世界観に携われることをとても光栄に感じています。最初に台本を読んだ時、自分の顔が「盗まれていく」という状況に言いようのない恐怖を覚えました。それと同時に、物語が進むにつれて見えてくる、人々の心の揺れ動きに、何度も胸を締め付けられました。
原作と台本を繰り返し読み込み、町田という一人の女の子と自分なりに精一杯向き合いました。私自身も、この不気味で美しい物語が映像としてどのように完成するのか、今からとても楽しみです。
齊藤なぎさ(ユリ役)コメント
この度、伊藤潤二さんの傑作ホラー作品の実写化に出演させていただけて本当に嬉しいです。作品を読ませていただいていて、素敵な絵柄とグロテスクなお話のギャップ、読んだ後になんともいえない不思議な気持ちになるところがとても好きで、実写化でもそういった面を表現できるように頑張りたいです。
「あばら骨の女」のユリを演じます。ユリは現代にもぴったりな、自分の体型に悩み、
ルッキズムに囚われ美に執着する女の子です。私自身も無理なダイエットをしていた経験もあったので、共感する部分が多かったです。伊藤潤二さんの作品の持つ不気味さや美しさを大切にしながら、観てくださる皆様の心に残るよう精一杯演じますので、ぜひ楽しみにしていてください。
齋藤潤(押切トオル役)コメント
世界的にも人気の高い伊藤潤二さんの傑作集が連続ドラマに。
お話を伺っただけでゾクっと心が躍りました。
愛され続けているこの作品に携われることが、とても光栄で、緊張しています。
「押切異談」、押切トオルを演じさせて頂きます。
1コマの絵にも底知れない物語を感じる伊藤先生の世界を、
ドラマを通してお届けできるよう努めさせて頂きます。
台本を読んでいても、不気味な空気、背筋が凍るような感覚です。
この夏の、皆さんの記憶に残る作品になれたら嬉しいです。
恒松祐里(璃子役)コメント
私が演じる璃子は父親の死を何よりも恐れている女性です。よく、父が亡くなる夢を見ては泣きながら夢から覚めるという悪癖があり、結婚してからもそんな日々を繰り返しています。
大切な人との別れというのはいきなり訪れるものですが、本作ではそれを緩やかなものにする“ある術”があり、理想と言っていいのかはわかりませんが、不思議な故人との別れ方を描いた物語です。
共演者の方々と奇妙な世界観を楽しく体現できたらと思います。放送をお楽しみに。
野部真悠(番組プロデューサー/テレビ東京 ドラマビジネス部)コメント
伊藤潤二先生の作品をドラマ化したいという想いだけで、企画書を書き始めたのが今からちょうど2年前。その時には全く想像できていなかった、素晴らしいスタッフと実力派キャストの皆さんが集まってくださり、もうすでに胸がいっぱいです。今回は数ある伊藤潤二先生の傑作の中から13作品をピックアップしてオムニバスドラマという形で映像化に挑戦します。どれも粒揃いのエピソードなのですが、どの回にも共通して言えるのが、「理解できないものに感じる恐怖」が確かにあることです。到底理解できない現象や、人間の心、物語の展開。
不気味で、美しくて、気持ち悪くて、目が離せなくて‥最高に面白いです。脚本は原作の世界観を崩さないように丁寧に練り上げつつ、なんと伊藤潤二先生からお墨付き(!)をいただいたオリジナル部分も、是非お楽しみいただけたらと思います。監督、脚本家、撮影スタッフから俳優陣まで、伊藤潤二作品が大好きで仕方ない人たちが集まって、日々知恵と工夫を絞って制作しました。どうぞご期待ください!
ドラマ24「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」
テレ東:2026年7月3日(金)より毎週金曜日24:12~
BSテレ東:2026年7月12日(日)より毎週日曜日24:00~
配信情報
Lemino / U-NEXT / TVer / テレ東HP(ネットもテレ東)
スタッフ
原作:伊藤潤二「伊藤潤二傑作集」「魔の断片」(朝日新聞出版刊)
脚本:保坂大輔、稲本達郎
監督:山田篤宏、下津優太、近藤亮太
チーフプロデューサー:北川俊樹(テレビ東京)
プロデューサー:野部真悠(テレビ東京)、古賀奏一郎(SS工房)、鈴木健太郎(ROBOT)、平田樹彦(ダブル・フィールド)
制作:テレビ東京 SS工房
製作著作:「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」製作委員会
キャスト
第1話「幻痛屋敷」
古関:村上虹郎
第2、8、10話「死びとの恋わずらい」
深田龍介:細田佳央太
第3話「いじめっ娘」
栗子:真木よう子
第4話「地縛者」
浅野結衣:円井わん
第5話「父の心」
折原司:坂元愛登
遠堂:石原良純
第6話「富夫・赤いハイネック/記憶」
富夫:杉田雷麟
里恵:中村里帆
第7話「中古レコード/顔泥棒」
中山:樋口日奈
町田由美:山﨑七海
第9話「あばら骨の女」
ユリ:齊藤なぎさ
第11話「押切異談」
押切トオル:齋藤潤
第12話「緩やかな別れ」
璃子:恒松祐里