「劇場版 魔法科高校の劣等生 四葉継承編」の公開記念舞台挨拶が本日5月9日に東京・新宿バルト9で開催され、司波達也役の中村悠一、司波深雪役の早見沙織、四葉真夜役の斎藤千和、主題歌を担当するLiSAが登壇した。
中村悠一&早見沙織が見せた兄弟の絆
昨日公開されたばかりの「四葉継承編」。斎藤とLiSAは、同作のイベント初登壇となった。作品について尋ねられた斎藤は、「真夜様は今回立つんでしょうか。立たないでしょうか」と笑いを誘いつつ、今作では真夜がどうして現在のような振る舞いになったのか、その要因の一端が見えるのだと話す。「今回演じてみて、真夜様を身近に感じたと言いますか、たくさん感情移入することができた」と役どころへの思いを述べた。
早見は映像のカッコよさをアピールしつつ、「深雪さんの葛藤が、映像でいろんな(表現の)シーンとして描かれていくのも魅力的」と語る。それを受けた中村が「深雪の作画がきれい。本当にかわいい。面白いもので、カットごとに担当されているアニメーターの癖がしっかりある」と作画に言及した。ネタバレに配慮して「“本音のところ”の絵が好きなんですよ」と言う中村に対し、早見が身振り手振りでシーンの予想を中村に伝えると、2人は通じ合った様子。「10年兄妹やってきてよかった」と中村が言い、一同は笑い合った。
中村悠一が演じる達也の安心感
収録時のエピソードトークでは、今作は斎藤のセリフ量がとても多かったことを中村が振り返る。そして斎藤の長ゼリフの後に自身がミスをしてしまったことを明かし、「本当に申し訳ない気持ちになりました」と苦笑い。斎藤はそんな中村の演技について「中村くん(の達也の演技)がブレないからこそ、こっちは幅が出しやすい。その対比が出るからこそ、シーンが成り立つ」と称えた。早見もそれに同意しつつ、今作の深雪について「内側ににじみ出てはいたけれど、曝け出してはいなかった思いが今回出てくる」と、演技の幅が大きかったことを回想。「お兄様がまったくブレないでいてくださるというのは、見ている身としても安心感がありました」と、中村に寄せる信頼を強調した。
LiSAは今作を観た感想を「知らなかったみんなの心に触れるような。歴史を知るような場面が多くあった」と言う。そして楽曲制作について「皆さんに寄り添えるような、皆さんを抱きしめてあげられるような。許してあげられるような『YES』という楽曲になるといいなと思って制作しました」とコメント。楽曲が流れるシーンは絵コンテで共有されていたそうで、「(流れるシーンを)想像しながら、このシーンでこの言葉が来るといいなと想像しながら作りました」と述べた。またジミー ストーン監督からの「ずっと聞きながら、監督作業の後半戦を乗り切る原動力になりました」という感謝のメッセージも到着。するとLiSAは、監督が「この世界が終わってでも、貫きたい気持ち」という言葉を、今作のキーワードのように繰り返していたというエピソードも披露した。
見どころは真夜様のお手手と溢れる深雪の感情
作品の見どころについては、早見が手のひらを見せながら「真夜様のお手手は、今回本当にいろんな表現をしているので、雄弁なお手手をご覧ください」と意味深にコメントする。斎藤は深雪のかわいさをアピールし「今まで彼女ががんばって、達也さんへの思いを閉じ込めていたのがあふれちゃう感じがもう愛おしくて」と熱弁。「その沙織ちゃんのお芝居が素晴らしくて、深雪さんのことをより好きになっちゃうんじゃないかな」と語った。中村は達也の演技を振り返り「達也が抱えているものがある中で、深雪とどう接するのか(考えた)。でも演出を受けると『やっぱり深雪が一番大事な人間なんだ』って」と話し始める。さらに「やっぱり達也はいつまでも、どこまで行ってもそうなんだなっていうのを、改めて確認できてよかったです」と続けた。
終盤には、LiSAが「(『四葉継承編』は)本当に苦しいお話もほっこりするお話もあるんですけど、そこに寄り添うような気持ちで『YES』という楽曲をお届けします」と言葉を紡ぐ。続く斎藤は「真夜様を作っている根幹みたいなものに、私は少し触れられた気でおります」と笑顔を見せた。早見は登場人物たちの抱える感情に思いを巡らせ、「深雪さんがずっと温めて育ててきた思いを声で表現できるのは、今マイクの前に立っている自分だけなんだっていう思いで、注ぎ込むようにアフレコさせていただきました」と熱い思いを伝える。最後に中村は「四葉継承編」の物語を「これまでの学校の話じゃなくて、政治的な話になっていく序章だと思います」と表現。「腹の探り合いというか、これまでになかったような展開も多いので、ぜひ見逃すことなく見届けていただければと思っております」と述べ、イベントを締め括った。
劇場版「魔法科高校の劣等生 四葉継承編」
公開中
スタッフ
原作:佐島勤(電撃文庫刊)
原作イラスト:石田可奈
監督:ジミー ストーン
脚本:中本宗応(ライトワークス)
キャラクターデザイン / 総作画監督:石田可奈
色彩設計:小松さくら
プロップ / ギミックデザイン:稲田航
3DCGプロデューサー / モデラー:雨ノ宮一紀
美術デザイン:谷内優穂
美術監督:吉原俊一郎・周霽欣・佐藤歩
美術:美峰・グーフィー・スタジオなや
ビジュアルディレクター / 撮影監督:廣岡岳(Nexus)
編集:木村佳史子(MAD BOX)
音響監督:本山哲
音響効果:古谷友二
音楽:岩﨑琢
キャスティングマネージャー:鈴木久美子
アニメーション制作:エイトビット
配給:アニメック
キャスト
司波達也:中村悠一
司波深雪:早見沙織
四葉真夜:斎藤千和
新発田勝成:小野大輔
津久葉夕歌:茅野愛衣
黒羽文弥:加藤英美里
黒羽亜夜子:内田真礼
桜井水波:安野希世乃
堤琴鳴:若山詩音
堤奏太:梅田修一朗
(c)2024 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科⾼校四葉継承編製作委員会